Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

検証、桜エビのかき揚げ

 先日「小諸そば」で春盛り天丼セットを、50円引きだったので喜んでいただいた。美味しかったしお得だと思ったのだが、少しだけ不満が残っていた。それはミニ天丼の目玉のはずの「さくらえびと筍のかき揚げ」が、てんつゆにまみれてしまっていて、その桜色が拝めなかったこと。

 
 駿河湾の特産品で春の風物詩でもあるさくらえびは、昨今不漁が伝えられているだけに「小諸そば」の心意気を感じていた。それなのに桜色を確認できないとなると、まさかとは思うがさくらえびではないのかとの邪推をしてしまう。多分昨年以前に収穫したものの冷凍を仕入れてのこの企画だとは思いつつも一片の疑念が残っていた。
 
 もう一回、今度はてんつゆに漬いていないものを食べられないかといじましく思っていた。この日、ちょっとした用事があって御徒町に出かけたが、その帰路小規模な「小諸そば」の店舗を見つけた。ちょうどお昼ちょっと前、「かつや」や「日高屋」、「富士そば」などがひしめくこの界隈にも、まだ多くの昼食難民が押し寄せてはいない。

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 店の自動券売機の前でちょっと悩み、「春盛り天ぷらそば」(480円)の食券を買った。間口の狭い、両側にカウンター席で12人ほどが座れるだけのちいさなお店、担当のお姉さんに食券を渡すと独特の折り方をして窓口に並べてくれた。
 
 しばらく待って出来上がったのがこれ。おろし大根が付いていて、たっぷりの刻み葱と一緒につゆに入れ、そばをすすり始めた。キス天(これも大好き)の下に隠れていますが、さくらえびのピンク色ははっきり確認できる。天丼で食べるより、筍の触感もより感じられて満足した。いや、小さなことが気になってしまうのは悪い癖で・・・「小諸そば」さん疑ってごめんね。