Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

慌ただしい東京駅の朝

 思い切り朝早くの会議なら前夜に宿泊してという手が使えるのだが、少し東京駅のオフィスから離れた都内で9時からくらいの会議だとそれも気が引ける。今朝はそんな会合だった。仕方がないので始発で出かけ、途中で朝ご飯を食べることにした。会議の場所には詳しくないので、東京駅丸の内北口の見知った「なか卯」に行った。

 
 驚いたのは、東京駅というステーションの込み具合。午前8時前なら空いているだろうと思ったのがまるきりの間違いだったことに、今更ながら気づいた。こんなに朝早いのに、どうしてかくも大勢の人間が集まってくるのかと、大げさながら恐怖を覚えた。
 
 それでも何はともあれ、北口を出て「なか卯」へ。昼食時にも見られない長蛇の列に、再びびっくりしたが初志貫徹で列に並ぶ。半年以上前に、駒込の駅近くで「なか卯」のベーコンエッグ朝食を食べて美味しかったのでそれを食べようとした。その時には持っていなかった「鶏唐揚げ2個」のサービス券ももっていたことでもあるし。

f:id:nicky-akira:20190623113953p:plain

 三つ目に驚いたのは店員の皆さんのテンパり様。ランチの込む時間帯とは一段違う緊迫感である。そういえば十数年昔東京都区内のこのチェーンで朝食を食べた時、店員さんがひとりで必死に駆け回り配膳・調理・下げ膳をしていたのを思い出す。片付けや洗い物をする余裕がなく、天井まで下げ膳が積まれていた。あれはバイトの突然の欠勤によるものだと当時は思ったのだが、それに近い状況がこの店でも起きているということは、普通の事なのかもしれない。
 
 以前駒込で食べたものとは、メニュー自体に差はない。しかし玉子は固まっているし、ベーコンはカリカリでかつ冷め切っている。これから会議にいくこと、それも間に合うかどうかギリギリの時間であることを考えると憂鬱になった。
 
 都区内の朝ごはんも、ひとつの戦場であることは理解できた。それにしても都会のワーカーは、大変慌ただしくかつプアーな朝食を強いられている。政府の調査では、以前はUターンの中心は50歳代以上だったのに、最近は30歳代も増えていると言っていた。それもむべなるかなと思いましたね。