Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

過疎の町、東京

 コロナ禍によって、多くの人たちの日常がすっかり変わってしまった。沖縄「避菌旅行」から帰ってきて、東京駅近くのオフィスへ通うようになってそれを実感している。まず、往復の東海道新幹線がガラガラに空いている。混んでいる車両でも、A席・C席・E席に、ちょうど一席づつ空けて乗客が座っている。別に、国交省厚労省が指導して席を決めているわけではない。

 

 東京駅の朝といえば、肩すりあうのが当たり前の人込みだったのが、嘘のように閑散としている。オフィスに入っても、通常の半分程度の着席率だ。特にお子さんをお持ちの女性社員は、かなりの率で在宅勤務をしている。

 

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 期せずして小中高の学校がお休みになってしまったのが、彼女たちを在宅勤務に駆り立てた主な理由である。ただ(お子さんをお持ちかどうかは知らないが)は派遣社員の人は総じて出勤してきているようだ。ある意味、新しい「正規・非正規の格差」を見せつけられたような気もする。

 

 まあ僕のように呑気な会社生活を送っている者にとっては、悪いことばかりではない。ランチのお店は空いているし、近郊列車も空いていて移動が楽だ。霞ヶ関や業界団体の会合はほとんど中止/延期になっているし、いつもはできなかった書類整理や調べものを落ち着いてできる。先延ばしにしていた、ちょっと内緒の少人数会合の日程調整が容易になる。僕も今月後半から5月までくらいの海外出張、国内の地方出張は吹き飛んでしまった。多くの仲間たちもそうなので、日本で、いや過疎の町東京で会合しやすくなったのだ。

 

 ただ夜の会合は、逆にやりづらくなった。外資系の人たちとこっそり食事でもしながら・・・というシーンで使っていた東京アメリカンクラブはしばらく閉店するという。まあ早く帰って「家呑み」にしろということだろう。個人も法人も、普通にやってきたことを「本当に必要なことなのか」見直すいい機会ととらえることもできるはずだ。それはいいとして、この状態が長く続くと経済活動に支障が出てくる。

 

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 帰り道、オリンピックを控えてあちこちリニューアル中の東京駅の中で、「レストラン、どーんと1,000席増」との広告を見かけた。レストラン増設などのリニューアルが6月中旬には完成しているのだろうが、果たしてそこに見込み通りのお客さんがくるだろうか。オリンピックそのものの開催だって怪しいですしね。