Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

国道58号線の拡幅工事(後編)

 別の日、やはり定番の行先のひとつ「A-Price」に行った。ここはプロ向けの食材店で、5リットル入りのサントリー角など面白いものが手に入る。やはり国道58号線沿いの浦添市の南寄りにあって、最寄りのバス停は「勢理客(じっちゃく)」。この店は国道の東側にあるのだが、その向かいが「Camp Kinser」の南ゲート。

 

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 ここから「メイクマン」までが、「Camp Kinser」なのだ。いい白ワインを仕入れてニコニコしながら、ひとつ宜野湾よりの「第一仲西」停まで歩いてくると・・・なんとなく3年前と様子が違うし、バス停の位置も変わったようだ。あらためて周りを見渡すと、

 

 ・「Camp Kinser」のフェンスが新しくなった。

 ・南ゲートの形状も違っているし、真新しい。

 ・フェンスと国道の間に2車線以上の間隔ができている。

 ・その間隔の一部では何かの工事が始まっている。

 

 どうも「Camp Kinser」が少し西側に後退したように思える。最後に沿道の看板を見つけた。「国道58号線の拡幅工事、6車線から8車線へ」と書いてある。国道58号線は、那覇から名護への高速道路が完成した今でも一番交通量の多い幹線道路。渋滞の名所でもあった。

 

 浦添の北、宜野湾市には「宜野湾バイパス」ができていて、渋滞は緩和された。そこでほとんど浦添市の国道58号線全体に隣接している「Camp Kinser」から用地の返還を受けて、今回の拡幅が始まったものと思われる。たとえ10m幅(長さはほぼ4km)であっても、返還されるのはいいことだ。

 

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 もうひとつ、バイパスによる渋滞緩和は旧道周辺の経済活動に支障をきたす可能性がある。宜野湾市でみていると、国道58号線沿いには閉めてしまったり古ぼけて魅力のなくなった店舗が少なくない。そのうちいくつかは代替りをして新しいものになっているのだが、パイパス沿いにできた大型ショップやコンベンションセンター・ホテルなどの施設の前では影が薄い。そういう意味で、国道58号線沿いの活性化に「拡幅工事」は効果があるような気がした。以前は大型パチンコ店が潰れるような惨状だったのだが、今は少し活気が戻ってきたようにも思う。

 

 城間・屋冨祖・宮城・仲西といった地域が、国道58号線の東側だけとはいえ活性化してくれるのならいいことですし、僕ら旅行者も宜野湾・空港間の渋滞がなくなるなら大賛成ですよ。