Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

英国大使館でのランチ会合

 とても真冬とは思えないポカポカ陽気の日、千鳥ヶ淵近くにやってきた。このくらい暖かいと、桜が咲いてしまうのではないかと思うほどだ。「桜・・・桜・・・」で揺れる国会でもあるまいに。

 

 冗談はさておき、地下鉄半蔵門線半蔵門駅に降り立った理由は、英国大使館でのランチ会合に参加するためである。先日のACCJ(在日米国商工会)主催の新年会で、1948年から続く団体の会合ゆえ、四斗樽の鏡割りなど日本の古い風習が残っていることに驚いたが、こちらはもっと古い。何しろ「日英同盟」である。会議のテーマはデジタル関連で、特にサイバーセキュリティが中心らしい。ここには、昨年「女王陛下の誕生パーティ」に来て以来だ。

 

https://nicky-akira.hatenablog.com/entry/2019/05/07/140000

 

 案内状には、関連機関(外交・デジタル・セキュリティ)の専門家が来日するのに合わせて意見交換をしたいとある。日本側参加者にも、産業界のデジタルや国際金融関係者の名前があった。テーマそのものは好きなのだが、参加者のご所属など見て「僕より英語上手そうだな〜」と複雑な気持ちになった。待合の間に案内されて、ウェルカムドリンクを取る。さすがにランチなので、ウーロン茶。

 

    f:id:nicky-akira:20200130191527j:plain

 

 かなり荘重な調度の部屋に、丸テーブルが置かれている。名札を見て席を探し、それに着席した。ひとわたり自己紹介をした後は、メインのスピーカが少し長めに話しただけで、あとはバトルロイヤルになった。日本でやっていること、できていること、できていないことを紹介するのが必要と思って、まずそれを言う。食事の方はサーモンの前菜に始まり、ヒレ肉のベーコン巻きキノコソースがメイン。

 

 議論は国際的なサプライチェーンをどう守るか、地政学的リスク、中小企業のセキュリティ対策から個人情報保護に広がる。ようやく耳が慣れてきて、会話に割って入れるようになったころデザートがやってきた。小振りのイチゴとアイスクリーム、ちょっと心に余裕ができたせいか、とてもおいしく感じられた。

 

 ちょうど「Brexit」の時期でもあり、これからは日米・日欧に加えて日英の対話も必要だなと感じさせてくれるランチでした。ごちそうさまでした。