Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

リンガーハットの400円ランチ

 過密都市東京では、ランチの場所を探すのも一苦労だ。特に昨今東京で働く人の間でも、格差が目立つようになってきた印象がある。1,000円クラスのランチメニューは下町食堂でも珍しくない一方、外食チェーンは400円クラスのメニューを編み出すのに苦労している。

 

 なぜ400円かというと、たぶん「牛丼380円」というのがひとつの指標だからだろう。ごちそうだった牛丼が400円以下で食べられるなら、他のものも500円は高いような気がしてしまう。立ち食い蕎麦チェーンでも、標準的なメニューの「かき揚げ蕎麦」なら400円は超える。「日高屋」の「中華そば」は2度の消費税上げにも抵抗して、頑固に390円だ。

 

https://nicky-akira.hatenablog.com/entry/2019/09/07/060000

 

 そんな中で「リンガーハット」が、餃子を中心にした安いランチを出しているという話しは聞いていた。かつては「とくちゃんぽん」という500円メニューが、一部店舗だけかもしれないがあった。しかしオーガニック野菜にこだわりを見せるなど原価高騰の方を選んだ戦略で、それはできなくなっていた。

 

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 その餃子ランチというのは未経験だったが、今回所用で降りた新横浜駅でランチタイムを迎える機会があった。駅に隣接した外食チェーン街の一番端に、「リンガーハット」がある。店頭表示を見ると、370円~のランチがあるらしい。

 

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 店内でメニューを見ると、370円の餃子セットが一番安いようだ。ものは試しと頼んで出てきたのがこれ。ご飯の大盛り無料ですと言われたが、今回はPass。小ぶりの餃子が7つと、スープ・高菜漬け・ご飯がお盆に乗ってきた。

 

 このほかに、ご飯を炒飯に替えたものが480円だという。もちろんこれに消費税が付く。普通メニューであるちゃんぽんや皿うどんにも、3~6個の餃子添付のものがあるのは分かった。ただ餃子そのものは、あまり美味しくない。このランチはそんなに食べられない(僕のような)高齢者や女性がターゲットのようだ。

 

 しかし、肝心の餃子が旨くなくてはだめだろう。とりあえず試しては見ましたが、将来性は感じませんね。このお店では、これからもちゃんぽんを食べたいと思います。