早めにドゴール空港に着いた。この巨大な空港はまだ増殖していて、第三ターミナルらしきものが造成されているだけではなく、メインの第二ターミナルも、2A・2Bの開業も近そうだ。空港直行バスが各ターミナルを回るので、その様子がよくわかる。往路の時は早く着くことばかり考えていたので、目に入らなかったことだ。
チェックインカウンターのある2Eターミナルに着いたのは、そろそろ陽が傾く午後4時。フライトの出発まで3時間ある。2Eや2Fは本家エールフランス中心のターミナル、ここに間借りしている赤い日系航空会社のカウンターは本当に端っこ。延々歩いていって、自動チェックイン機でチケットを出す。
空いているイミグレーションと保安検査所を簡単に抜けて、今年3月にも入ったエールフランスのラウンジに入った。以前このラウンジのことを書いたら、「売り物はシャンパンですよ」と教えてくれた人がいた。中央に巨大なアイランドキッチンのようなものがあり、多くのワイン・シャンパンがグラスと共に並んでいる。白ワインとシャンパンはもちろん氷の上に安置していある。シャンパンの注ぎ口には特殊な栓がしてあって、ガスが抜けるのを防いでいるようだ。でも栓の締め方が悪いのか、一度だれもいないのに栓が「ポン」という音を発して床に落ちた。