Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

ガスバリ求め東奔西走

 函館にやってくると、この街限定の日本酒「ガスバリ」が飲みたい。この地方で幻となったお米「マツマエ」を原料とした純米酒である。2016年くらいにキャンペーンがあったようで、その次の年にここを訪れて飲んでから気に入っているのだ。

 

https://nicky-akira.hatenadiary.com/entry/2019/08/14/150000

 

 函館には避暑、つまり8月に来ることが多いので市中のスーパーで購入し、コンドミニアムの冷蔵庫で冷やして飲んでいた。ところが今回は11月である。1本はCoopで手に入れたのだが、次の1本が見つからない。Webで検索すると函館市街の東西のお店で売っているのではとの情報があった。

 

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 まず市電の東の端の一つ手前、湯の川温泉電停の側にある「イチマス」さんへ行った。市街地の東の端と思ってもらっていい。温泉旅館街に近いので、法人需要も大きいだろう。・・・と思っていたから、ここならあるだろうと思ったのがNG。なかなか大きな酒屋さんだったのだが、品切れとのこと。

 

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 それではと同じ市電に乗って、西の方向へ。大町電停の側に「丸又和田商店」という店があると聞いていたからだ。昔ながらの建物を使い、輸入ワインや地元のワイン(奥尻のものを薦められた)を揃えている店だという。

 

 ところが行ってみると、本来は営業中の時間なのに「準備中」の表示。帰ろうと思ったが、家内がインターフォンのキーを押すと店の女性がドアを開けてくれた。広くはない店に入れてもらったところ、特徴的な輸入ワインが並んでいた。その中に残り2本の「ガスバリ」の4合瓶があった。

 

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 さっそく1本購入したが、その後少しこのお店の人と話し合った。ずっと函館暮らし、お子さんは北陸の方で暮らしている由。実はこの店のご主人が、「ガスバリのスペインへの輸出」をトライアルしている人だという。この純米酒は、なかなかのお味なのでスペインなど欧州の市場でも評価されると思いたい。

 

 聞くと例年4月に入荷し、補充はされないので売切れたら終わりということ。なるほど夏休みに来て美味しく呑めたのは、そういうタイミングだったということ。年度の後半では手に入らないことは分かりました。次にこの街に来るときは、そのあたりを考えないといけませんね。