この日「六本木ヒルズ」にやってきたのは、Google-Japanを訪問するため。GAFAの代表格でもあるこの会社、日本でもいいところにオフィスをお持ちである。受付は偶数階にあるので、階段で偶数階用のエレベーターホールまで上がる。便利なようで、不便なのが「二階建てエレベーター」。
ちょうど昼時、ランチしながら話しましょうということだったのでそのまま食堂へ案内された。食堂はひとつ上の奇数階にあるからエレベーターでは行けない。ここも階段(非常階段)で上がることになる。
Googleは社員の自主性を最大限に尊重する会社として知られている。正規の業務のほかに自主的に決めた別の仕事をするよう勧められ、しかもその仕事内容も人事考課に反映されるという。
社員の福利厚生にも定評があり、この広い食堂では食べ物・飲み物すべてタダ。その噂は聞いていたが、入るのは初めて。とても明るく、大勢のひとたちがお盆やお皿をもって歩いている。方々のテーブルからは明るい声が聞こえてくる。人種もバラバラだが、みんな若い。これがこの会社の底力だろう。
テーブルのほか小上がりもあって、和のテイストもある。食事をしながらの会合には、4人席を用意して貰っていた。「まず食事をとってきましょう」と言われて、メニューに何があるか覗いてみた。中華も洋食風のものもあるが、和食のおかずが中心だった。僕は、サラダ、ハムに加えて豚肉・鶏肉・魚を1品ずつとって、ご飯と味噌汁にした。
お茶は、というと食堂脇に自販機がある。これが、お金をいれなくてもいいという珍しいもの・・・自販機とは呼べない。ボタンを押せば、そのドリンクがでてくるわけ。僕はジャバティーを買った・・・というより貰った。さらに、フルーツとデザートのコーナーもあり、まさに至れり尽くせり。
改めて少し人数の少なくなった食堂の人たちを見ると、服装もバラバラだし奇矯な髪形をしている人もいる。共通しているのは、みんな明るいこと。食べ物もおいしかったし、眺めもいい、素晴らしい食堂だと思いました。ごちそうさま。