Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

増税ショックへの対応(後編)

 9月末日、熱海駅ビル「ラスカ」は18時で全店閉店。翌日からの消費税増税(&複数税率、ポイント還元)に備えて、レジの改修や値札の張替えなどしていたのだろう。翌朝からは、清々と業務をこなしているようだ。

 

 その一方、とても2%の増税に対応できなかった店舗もある。僕が気付いたのは「Book-off」の各店舗、売り物は108円の書籍なのだが店舗によって110円値札と108円値札が混在している。あれだけの物量の本を調べて値札張り替える作業を考えると、1冊2円程度は人件費などでかかりそうだから、「面倒くさい、呑んでしまえ」と言う気持ちもわかる。

 

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 ただそれに加えて一部店舗では前編で「吉野家」の期間限定値引きキャンペーンを紹介したが、それに似た値引きをしているものだからレジで提示される金額の端数のところが読めない。1円単位の端数が出るとき大体のことはSuicaなどのキャッシュレス決済で済ませたい僕だが、例えば出張を控えての外貨両替などではどうしても1円単位のお釣りがくる。この小銭を計画的に始末するにはBook-offが適当だっただけに、ちょっと落胆している。

 

 街中を歩いてみると、ワンコインクラスのランチなら10円税込み価格を上げればいいので、そうしている店が多い。ただ上記「吉野家」のように、ここを機会ととらえて値引き攻勢をかけている大手チェーンもある。そういえば決算が良かったせいもあるが、「吉野家」の株価が200円以上値上がりした日もあった。ひょっとして3,000円までいくかもしれないと、素人の僕などは期待してしまう。

 

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 この日は川崎のBook-offで2冊買い、支払いが216円だったので財布の1円玉と5円玉が無くなった。いい気持で銀柳街に出てきて、「日高屋」でランチにしよう。ここも看板メニューの「中華そば」は値上げをしていない。加えて(月末までだが)餃子の値引きキャンペーンもしている。

 

 大手外食チェーンは、消費増税の荒波も乗り越えて頑張ってゆくと言うことでしょうね。これからもお世話になります。