Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

日米財界人会議2019(前編)

 今回の出張の目的は、3つある。3泊で滞在は2日ということになるが1日目の午後から2日目の午前までを「日米財界人会議」が占めている。その前に1件、現地のサイバーセキュリティ団体の代表と会うのと、その後に日米の産業界数社づつが集まってサーバーセキュリティ協力について話し合う会議を、「Gentlemen"s Club」で行うのが3つの予定だ。特に最後のものは、初対面多く通訳なしという僕には負荷の高いものだ。

 

 時差13時間というワシントンDCは、ただ行って滞在するだけでも疲れるところ。それが、ロンドンから帰って中6日でやってきたのだから相当堪えているはず。しかしこれらの会議のことが頭を離れず、あまり眠ることができなかった。最初の団体代表との会合は90分という予定通りの時間で終わり、2ブロック先の「U.S. Chamber of Commerce」に向かう。

 

https://nicky-akira.hatenablog.com/entry/2019/07/14/140000

 

https://nicky-akira.hatenablog.com/entry/2019/07/15/140000

 

 今年7月にもここにはやってきていて、その時の様子は上記で紹介している。ホワイトハウスの北に広がるラファイエット広場に隣接した、6階建ての建物だ。会議のメイン会場は、「Hall of Flags」。文字通りいかめいい旗が一杯ぶら下がっている、天井の高いホールだ。

 

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 演壇の前にロの字型のテーブルが設置されていて、ここに日米産業界の代表(各社の役員)が座る。その後ろには各社の随行員の席がある。米国での開催なのだが、見たところ日本人が7割以上いる。米国企業はCEOが一人でやってきて中央テーブルに座り、自前のメモを見て発言している。

 

 これに対して日本企業は、役員の座る席(これは指定席)の後ろに何人も座ろうと「席取り」をする場合もある。発言権があるのは中央テーブルだけだし、いざとなっても役員に助言などできないのだから意味はないのだが、これが「忠誠心」というものかもしれない。

 

 この会議に関わるようになって4年になり、毎年日米で交互開催だからここに来るのは3度目になる。上記のような「フランクな議論をしたい米国CEOと、ちゃんと準備をして恥をかかないように組織で対応する日本企業」というスタンスの違いは、少しづつだが縮まったようにも思う。

 

<続く>