Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

禁酒日のディナー(中華丼)

 今月は、消費税増税前の駆け込み需要が起きるかもしれない時期。税率が8%のうちに大きな買い物は済ませておきたいと、気もそぞろの人たちも多い。もちろんそれを煽る小売業界の攻勢もすさまじい。しかし幸か不幸か今月僕は忙しくて、「買っておいた方がいいもの」を考える余裕がない。先日ロンドンから帰ってきたばかりだというのに、もうワシントンDC行きの支度をしている始末だ。

 

 今日も大手町での会議が長引いて、いつもより遅く東京駅に帰ってきた。今朝はパン食、昼は立ち食いソバだったので、おなかが空いてきた。ちょうどいいから今夜は禁酒にして、ディナーは東京駅周辺で食べて帰ることにしよう。一日一回はお米、というのが僕の理想。特に海外出張に挟まれたこの週においては、なんとか実現したい。そんな想いで丸の内北口近くのガード下を歩いていて、目についたのがよくランチで利用する「みろくや」。

 

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 「長崎ちゃんぽん」や「皿うどん」がメインの店だが、「炒飯」などのお米メニューもある。迷わず入って食券を買ったのは、「中華丼」750円。この店の売りは、結局のところ濃いめのあんにからんだ炒めた白菜などの具材である。これを揚げそばにかければ「皿うどん」、太めの麺にかければ「ちゃんぽん」に、普通のラーメンにかければ「広東麺」になるという次第。

 

 「皿うどん」などはカロリーがちょっと心配なのと、お米が食べたいという理由から今夜の選択は「中華丼」になったわけだ。まず薄味の中華スープを一口すすり、あとは白菜などの野菜とあん、お米をまぜてレンゲで口に運ぶ。時々アクセントのシバ漬けをつまむ。ウズラ卵と小エビが乗っているほか、豚肉の薄切りにも時々出あえる。

 

 昼時には待ち行列が10人ほどにもなる人気店だが、夕方となると席は15人分くらいあるのに客は数人。「日高屋」などだとこの時間帯にはビールやお酒を呑んでいる人が目立つのだが、この店はみんな素面。それもそのはず、ここにはアルコールドリンクはない。アルコールを出さなければ、長居する客もいなくなるしトラブルも少ない。売り上げは上がらないかもしれないが、立派な選択だと思う。

 

 純粋に食べ物を楽しむお店、禁酒日のディナーとしてはある意味最適ですよね。また来ます。