Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

頂き物の麦焼酎

 久しぶりに当家にも来客があって、いつもは家内と2人で「呑みの夫婦」をしているだけの食卓に、4人分の料理が並んだ。僕らが住んでいるマンションは、リゾートとして所有している人も多く、全体の1/3ほどしか定住者はいない。中には企業で購入していて、福利厚生施設として使っているところもあるようだ。例えば自室だけで泊めきれない人数で利用しようとする時などのために、最大4人が宿泊できるゲストルームが設置されている。

 

 来客の方には、今回はそのゲストルームに泊まってもらい、食事は一緒にしようということになった。前日から部屋を片付けたり、食材を買い出しに行ったり、家内は大変だったと思うのだが、僕もできるだけは手伝った。お客様を迎えて楽しい食事になったのだが、その時いろいろと手土産をいただいた。

 

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 そのうちの一つが、大分県のメーカー「小野酒造」の本格麦焼酎由布岳」だった。焼酎の原料は、鹿児島の芋、熊本の米に対し、大分は麦が主流。ただ当家ではあまり呑んでいない。家内は芋党で、僕は米党なのだ。僕自身の感覚でいうと、麦焼酎はウィスキーと同じような味で、それなら焼酎よりアルコール度数の高いウィスキーなどの方がいいと思っていた。

 

 ただ立派な木箱に入った重厚な壺を見ていると、「これは大切に飲まないと」という気になってくる。Webで小野酒造のことを調べてみると、明治39年創業の老舗。有名な温泉地「湯布院」のある由布市にあって、小規模ながらこだわりを持ったお酒造りを続けてきたとある。

 

 楽天はじめいろいろなサイトで売られているようだが、アルコール度数20度のものがマイルドで呑みやすいとある。頂き物は25度(900ml)で、その方が僕らにはありがたい。しばらく眺めていてあるタイミングで食卓に乗せてみた。これまで呑んでいた麦焼酎とは一味違うのが良くわかった。ふくよかな麦の香りが強いように思い、口に含むと香りが鼻に抜けていくのがわかる。ちょっと冒険してオンザロックで呑んでみたが、さすがにちょっときつい。結局濃いめの水割りに落ち着いた。呑み終わった後も、この壺は花瓶か何かに使いましょうね。頂いた方に感謝の意を込めて。