Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

SUICAのカバー領域

 あまり縁のない東北新幹線に乗る機会があり、久々に新白河駅で降りた。帰路、駅で少し時間があったので、何気なくJRの料金表を見ていた。すると、見慣れない点線枠がある。左の黒磯駅までを囲っている点線には、「ICカード(Suica)首都圏ご利用エリア」とあり、右の矢吹駅までを囲っている点線には、「ICカード(Suica)仙台圏ご利用エリア」とある。その中間にある新白河駅を含む、高久駅~泉崎駅間はSuicaは使えないようだ。


    f:id:nicky-akira:20190427142333p:plain

 
 同じJR東日本でも、黒磯駅から矢吹駅まで行こうと思ったら、Suicaは使えないのだ。こういうことは通常首都圏の移動しかしない人には、理解できないことかもしれない。まあこれは駅の改修を首都圏や仙台圏の中心部から始まり、徐々に広げていくのだから仕方のない面がある。
 
 この路線図を見ても、磐越東線磐越西線などローカル線ではSuicaはまだ使えるようになっていない。それでも東北本線の各駅は優先的に改修されるだろうから、近いうちに高久駅~泉崎駅間でもSuica利用可能になるだろう。その時には、首都圏エリアと仙台圏エリアの相互利用(黒磯駅から矢吹駅まで同じSuicaで通して乗ること)はできるのだろうか?
 
 なぜそんなことを思ったかというと、東海道本線熱海駅函南駅間はSuicaで通しで乗れないからだ。熱海駅JR東日本JR東海の境目の駅だから、これができないのかと思っていたが同じJR東日本間ならそれができるかどうか、興味がある。
 
 システム上のどこかにネックがあるのだろうが、Suicaはいまや立派な社会インフラである。JRさんには早期にこういうギャップを解消してほしいものですね。