Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

二振・三球のススメ

 先月も長い「甲子園」の戦いを見ていて、高校野球のレベルは年々上がってきているように思った。160kmエースと言われた投手(例:大船渡の佐々木クン)こそ出場しなかったものの、150km/hの速球を投げる選手がいたし、金属バットを自由自在にあやつる打者も増えた。

 

 選手はもちろん、指導者のみなさんの努力もあるのだろうが、技術的向上や練習環境の整備も進んでいるし、なにより選手の体格が違ってきていると思う。何年か前、函館駅で当時日本ハムに所属していた大谷選手の等身大の撮影用パネルがあって、米国でもめったに見ない大きさにびっくりした。

 

 ノーコンで伸び悩んでいる藤浪投手(阪神)にしても、前述佐々木投手にしても2m近い身長で手足が長い。テコが長いほど力が強くなる道理で、この体形なら速球も威力があるだろうなと思った。ただ問題は、速いボールを投げるにはそれなりの負荷が肩やヒジにかかるということ。まだ成長期にある高校生に、プロでも珍しい160km/hの速球を投げさせ続ければ、故障が起きるのは当然だ。

 

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 速球だけではなくキレのいい変化球を投げることも肩やヒジへの負担が大きいから、トータルの球数を制限しようという話が出てきている。昔ながらの投手育成法は、投げ込んで投げ込んで肩を作ることだった。さすがに昨今それを薦めるコーチはプロでもほとんどいない。肩は消耗品なので、ちゃんとマネージして故障を防ぐコーチの方が普通になった。

 

 ましてや高校生・中学生・小学生には球数制限は必要・・・という意見の方が今は多いだろう。先日TVニュースを見ていたら、小学生65球、中学生80球という制限をかける話が紹介されていた。記憶によれば中学生までは変化球は禁じられているはずだから、これなら選手への負担も減らせるだろうと思う。

 

 さて問題はここからで、その結果1試合完投などということはほぼ不可能になった。連戦を考えると、投手は3~4人は必要になる。それだけの投手をそろえられる学校やチームは多くない。それで野球人口が減ってしまうのは、元野球ファンとしては寂しい。そこで、中学校・小学校の野球界の人たちにお願いしたい。

 

 すでに変化球禁止のように特別ルールを作っているのだから、ここは「三振・四球」ではなく「二振・三球」にしてはどうか、2ボール・1ストライクならもうフルカウントと言う具合。これならゲームもスピードアップできるし、選手たちへの負担も少ない。NINJAの提案ですが、いかがでしょうかね?