Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

はこだてビール

 最近足が遠のいているのだが、かつて何度も通ったのが「はこだてビール」。函館山の伏流水で育てた地ビールが売りで、ドイツ風のヴァイツエンが日本で呑めるありがたいところだ。「男爵倶楽部」に滞在していたころは、ホテルからベイエリアに歩いていく途中にあったから必ず一度は行ったものだ。


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 最初の函館旅行はちょうどボジョレー・ヌーボーのころ。僕らはヌーボーには背を向けて、この店に行くことにした。クリスマスの飾りつけがあって、外壁にサンタの人形が吊るしてあった。「クリフハンガー・サンタ」である。
 
 内部には巨大なビールの醸造窯が3つほどあり、それを眺めながら飲めるのはドイツの田舎町さながらである。「釜から直接」は生ビールの究極の姿だ。地ビールは4種類。ヴァイツエン(五稜の星)、アルト(明治館)、エール(北の一歩)、ケルシュ(北の夜景)で、このほかバリエーションとして、「社長のよく飲むビール」とか「社員の出世するビール」などもある。
 
 おつまみも豊富なので、ソーセージ(カール・レイモン!)だけでなく、お刺身やシシャモ焼きなども頼んでゆっくりビール。続いてはご当地「年輪ワイン」や地元のナマ酒である。いずれもとびきり美味いとは言えないが、ワイガヤの雰囲気の中で何でも食べられると言うのがうれしい。

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 1晩に2度、ピアノのライブが行われることもあった。好きでない曲も演奏されるのだが、こういう場だとそれほど気にはならない。酔うほどにお腹にものが溜まっていくほどに、良い気分になって夜が更けていく。「男爵倶楽部」なら這ってでも帰れるもんね~、という次第である。
 
 実は金森倉庫街の中に「はこだてビアホール」というものがあって、最初はそこに入りそうになった。ちょっと安っぽい洋風居酒屋の感じがして、あらためて探したら本物に行くことが出来た。地ビール美味しいですから、今度行った時には飲ませてもらいましょうね。