お盆休みのこの週、民間企業は一斉にお休みをしている。祝日である「山の日」が日曜日と重なったので12日が振替休日となった。普通なら12日から16日までを特別に休日にするところ、9日の金曜日から休みにしたり19日の月曜日まで休みにする会社があるようだ。それなのに、ここ霞ヶ関では「夏休みは業務都合を鑑みて、各自勝手にとること」と言っている。
そんなわけで、この日は霞ヶ関のある官庁に呼ばれてやってきた。話題としては昨今はやりの「DFFT：Data Free Flows with Trust」である。G20関連で提唱された「大阪トラック」を進めるためには、どのようなデータが国境を越えてどう活用されて、世界経済に好結果をもたらすのだから･･･という実例が必要なのだ。
そんな話をしながら意見交換を終わって気づいたら、お腹がすいているのがわかった。どこかで昼食をと思ったのだが、この酷暑の中に出歩く気はしない。そこで久しぶりに行ってみるかと、合同庁舎２号館の地下食堂に足を向けた。昼時ではあるが、さすがにお盆時期である。おおむね半分の職員が休んでいるので、食堂も空いている。
ある意味ちょうどいい機会なので、今日はここでランチにしようと思った。場所は霞ヶ関の合同庁舎２号館の地下の食堂。隣には何回もお世話になった麺食堂があって、かつ丼やそばセットなど食べたことがあるが、この「本格食堂」は初お目見えである。
選んだのはワンコイン定食である、「トンカツ定食」500円なり。食券を買って最初にトンカツの皿をもらう。ずっと先に行ってご飯とみそ汁の器をもらった。いずれもプラスティックの安食器だが、贅沢は言うまい。少しキャベツなどの野菜が少ないのが気になるが、みそ汁の具はちゃんとタマネギとわかめが入っている。
肝心のトンカツは80gくらいだろうか、「富士そば」のかつ丼の具程度だろう。あまりおいしいとは思わなかったのだが、このお値段で贅沢は言えまい。なかなかおもしろい食堂だったのですが、安いとはいえ毎日これでは力出ませんよね。国力の充実にはもうすこし頑張ってもらわないと･･･。
