Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

帝国ホテル「パークサイド・ダイナー」

 何カ月かぶりで他社の友人と意見交換しようということになり、ビジネスランチを共にすることにした。午前中の最後の予定が霞ヶ関だったので、霞ヶ関と彼のオフィスの真ん中にある帝国ホテルで食べようと言うことになった。名にし負う帝国ホテルであるから、レストラン・カフェの類は一杯ある。彼が指定してきたのは「パークサイドダイナー」。

 
 本館1階の北側にあり、有楽町駅からやってくると入ってすぐ右手にある、便利なレストランだ。なかなか荘重なこしらえだが、これでも「カジュアルダイニング」なのだそうだ。入り口で落ちあい、少し待って中央に近いテーブル席に案内された。背広姿のビジネス客はあまり見かけない。ご婦人のグループや、短パン・Tシャツの外国人熟年夫婦が目立つ。
 
 メニューは3,000円くらいのランチセットから、2,500円くらいの単品(カレー、ハンバーガー、サンドイッチ等)が中心である。彼は「ここの名物は野菜カレーだ」といって、それを注文した。午後も重い会議がある僕は、シーフードピラフにした。炒飯・ピラフ系は大好きで、この種のものを完食できなかったことは海外を含めて一度もない。

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 お互い暑い中を歩いてきたせいか、注がれた水は直ぐ飲み干してしまう。そのたびに注ぎに来てくれるのが、サービスの王者「帝国ホテル」のゆえん。小声で早口に情報交換の肝心の部分を話し終えたころ、まずカレーが運ばれてきた。ブロッコリやジャガイモ、ニンジンなどごろごろ野菜がご飯の上に乗っかていて、カレールウを少しずつかけながら食べるのが好きだと彼は言う。
 
 僕のシーフードピラフは、エビやホタテを混ぜ込んで、最後に白いイカをトッピングしてある。左上に見えるのは、アメリケーヌソース。これはフランス料理のソースのひとつで、オマール海老の殻とハーブを炒め魚の出し汁を加えて作るものだという。オマールに限らず甲殻類ならなんでもいいという人もいる。
 
 まずはエビやホタテと一緒にお米をそのまま食べ、少しアメリケーヌソースを掛けてコクを出し、味の変化を楽しんだ。シーフードの火の通りはやや強めだったが、しっとり感がなくなるほどではない。お米はやや固め、これも僕の好み。大仰な会議や偉い人との朝食会以外で帝国ホテルで食事をしたのは初めてだった。短パンの外国人はいましたが、もちろんカジュアルなところではありません。ごちそうさまでした。