Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「松屋」の回鍋肉定食

 牛丼チェーンとは言っても、これだけ過当競争だとなんとか差別化を計らないといけない。やっぱり牛丼そのもののお味では、「吉野家」が一歩リードしていると思う。だから「松屋」はカレーで差別化すると言っていたのは、もう20年以上前の話。とはいえ、カレーライスにみそ汁が付いてくることに違和感もあり、お味の方ももう一つだったので滅多にここの暖簾をくぐることはない。

 

 それでも、今日のランチを「松屋」で食べようと思ったことには2つ理由がある。ひとつは朝早く朝食を摂らないで家を出てきて、11時過ぎの今空腹なこと。もうひとつは、あるWeb上の記事で「松屋」の新しいメニュー「回鍋肉定食」がなかなかいけると書いてあったから。

 

 同社のサイトで調べてみると、回鍋肉定食のほかにマーボ豆腐定食もあるらしい。いずれもピリカラだとある。回鍋肉の決め手は、一般に辛みそである。昔、独身時代に「Cook-Do」のシリーズを愛用していて、回鍋肉は一番好きなメニューだった。キャベツと豚肉だけあれば、中華鍋で炒めるだけで立派なディナーができあがるからだ。

 

   f:id:nicky-akira:20190705214620j:plain

 

 昼にはまだ間があるというのに、八重洲北口近くの「松屋」は結構混んでいる。「吉野家」に比べてお客さんの平均年齢は若く、なんとなくギラギラしている人が目立つ。サイドメニューにキムチと半熟卵を選べるのだが、本体が辛いに決まっているから半熟卵でマイルドにできる方を選んだ。

 

  「松屋」に不満な点がもうひとつあって、食器がいかにも安っぽいこと。別にそれを食べるわけではないのだが、他のチェーン等とのあくまで比較。やはり回鍋肉定食も食器はいまいち。だが食べ始めてみて、Webの記事はガセではないと思った。豚肉もキャベツも切り方はおおざっぱなのだが、お味の方は立派。これは選んだ辛みその勝利だろう。少し舌がしびれてきたころ、半熟卵をソースに混ぜるのがGood。

 

 これまでカレーにしても朝食にしてもいい点を挙げられなかった「松屋」、中華料理で差別化ということですね。回鍋肉定食は「日高屋」にもないし・・・。でもこれで650円はいいとして、990kcalというのは僕には問題ですね。