Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

品川駅前、中華居酒屋「絵芙」

 先日、10~20年前の仕事仲間と久しぶりの会食をしたばかりだが、似たような話は立て続けにやってくるもので、今日は20~30年前の仕事仲間との会食である。このころ僕の勤務地は名古屋、週に2度くらいは東京へ出張していた。東京駅周辺の呑んで帰ることもしばしば。時には出張先や会議場所の都合で、浜松町や新橋、そして品川あたりで呑むこともあった。

 

 幹事役から指定されたのは、品川駅の南口に近い三矢ビルの地下一階にあるという中華居酒屋「絵芙」。このあたり、品川インターシティができる前はごちゃごちゃした、路地に無数の飲み屋があったところ。当時は新幹線は品川に停車せず今ほど降り立つことはなかったのだが、何回か迷宮のような飲み屋探訪をした記憶はある。(どういう店だったかも覚えていない)

 

 Web上のサイトで見る限り、かなり綺麗な店だ。料金も思い切り安く、飲み放題2.5時間付のコースでひとり4,000円である。ところが行ってみると、かつての迷宮を思わせる薄暗い入り口、ビル名を確かめたし地下への入り口はこれしかないからそうなのだろうと、ちょっとおびえながら入っていった。

 

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 かつて上司だった人を含めて今日は10人、薄暗い入り口の向こうは確かに明るい内装の店で、すでに宴会は始まっている。先日の会食と同様、半分くらいの人は年金生活者。ピッチャーのビールを回しながら、昔話よりは病気自慢と遊び自慢から始まる。お値段が相当安いので、全部で50席ほどの店は満席に近い入り。30年たっても「親父の聖地」の喧騒ぶりは変わらない。変わったのは、店員の大半が外国人になったことくらいだろうか。

 

 誰かが紹興酒を頼んで、これがきっかけで紹興酒を注ぎ合う昔ながらの宴会スタイルになった。そういえば(今日は来ていないが)、酒癖の良くない人がいて「俺の酒が呑めんか!」と怒鳴っていたのを思い出す。隣の集団が一本ジメをして帰ると、少し騒がしくなくなったので各人近況を話すことになった。あ、まだ山登りしてるんだ。ほう、新しい会社に移ったの。そう、奥さん元気か・・・。

 

 ひとわたりの料理が出てきて、まずまずの味だった。ごちそうは土産話だしね。また元気で会えるといいですね。