Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

食料品の供給源(山安)

 ある意味和食らしいものと言えば、魚の干物は3本の指に入るだろう。なかなか外国では食べられないものである。僕はあまり国内出張や旅行をしないから、ホテルの朝食で干物をつつくということは少ない。だからこそ干物の朝食には憧れがある。

 
 そこで自宅で家内に焼いてもらってと思い、朝食だけでなく夕食のメインでも食べるようになった。ただこれには時期がある。真夏は焼き物をするだけで暑いので避けるし、晩秋から春にかけては鍋物の方が適当だ。そこで今が当家では一番干物に向いた時期となる。

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 干物はデパートの地下商店で買ったりすると、なかなか立派なお値段である。確かに美味しいのだが、日々の食料はもう少しリーズナブルに調達したい。以前紹介した、ハナマサロピアは肉類を中心に「いいものお安く」の貴重な供給源だ。
 
 干物もそういうのはないかと探してみた。産地に近い西湘から伊豆にかけて調べてみると、小田原に「ひものの山安」という店があることがわかった。さきごろ紹介した、小田原駅前の地下街「ハルネ」にも出店があるが、小田原駅前店は地下街を海側に出て左に少しだけ入ったところにある。
 
 創業は文久3年、地元小田原でまじめに干物を作り続けて150年と店内に書いてある。ここのほか、鎌倉などにも店舗があるという。店は決して広くはない。間口はこの程度だし奥行きもそんなにない。アジ、エボダイカマス、サンマ、キンメ、イカ等々多種の干物が、パック詰めされて、コの字形に配置された冷蔵庫に並べられている。
 
 いろいろな種類を詰め合わせた1,000円パックもあるが、NINJAがよく買うのが、515円のパック。じつはこれキズもののパックで、とても割安。少し規格に合わなかったり、加工工程でキズが付いてしまったようなものをパックにしたもので、エボダイだと4枚、アジだと5枚入っているので、多すぎると言うこともない。
 
 ホームページを見ても、販売よりはものづくりに力を入れている企業スタンスのようだ。西湘の豊かさを感じさせてくれるお店であって、今後もお世話になることでしょう。