Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

保安検査場での格差

 9・11以来、米国中心に航空機へ持ち込む手荷物等所持品検査は厳しくなった。以前から銃器やナイフなど金属類のチェックはあったのだが、ガソリン等の可燃物を警戒してペットボトル・ジェル・クリームのチェックもしなくてはならなくなった。ノートPCに偽装した爆弾ありうるということで、電源入れてくださいと言われるようになった。

 
 テロリストの方もさるもので、一瞬だけ電源が入ったかのように見せる仕掛けを組み込むこともあった。ある人物の言ったように「殺し合いともなると、人類の工夫は無尽蔵」なのである。007ものだったか、靴のかかとに武器を忍ばせる映画もあった。そういうこともあるので「靴も脱げ」ということになる。日本人と違って、欧米人はお風呂に入ったり眠るときはともかく自分の部屋の中でもあまり靴を脱がない。靴を脱ぐのは、日本人がズボンを脱ぐのと同じくらいの感覚だともいう。それでも"For your safety" で靴を脱がせるわけ。
 
 保安検査場を取り仕切っているのが、ある意味悪名高いTSA。れっきとした米国政府の機関であって、ほとんどすべてのスーツケースに装備されるようになったTSAロックであれば、当人の許可や鍵がなくてもあけることができる。もしTSAロックでないケースが怪しいと睨んだら、鍵を壊すことも躊躇しない人たちである。

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 どんどん保安検査が厳しくなる米国であるが、上衣もとらず靴も脱がずに通過できる保安検査場がある。それが"TSA Pre" というレーン。チケット上にそのむねが印刷されているから、検査場入り口のチェックマンが一目見て「お前はこっち」と指示をしている。
 
 これが付いているのは「アメリカの友人」ということだから、信頼度が高いので保安検査は簡易なものでOKなのだそうだ。米国政府の会合に出た帰りのフライトで、最初に付いていることを教えられた。保安検査場の待ち行列も短いので、少しの差ではあるが気持ちがいい。
 
 それから時々付いてくることがあるので、気を付けるようになった。日系航空会社でも付いてくることはあるし、米国航空会社でも付いていないこともある。このあたりの基準がどうもわからない。TSAさまに気に入って頂けるには、どのようにすればよろしいのでしょうか?