Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

新宿御苑の大温室

 シタディーン東京新宿での3泊滞在も、今日がチェックアウト。最初の晩に商店街の街中中華のお店に行っただけで、2晩は商店街のお店や近くのイトーヨーカドーで買ってきたものを食べた。美味しかった・・・。簡単に朝食を済ませ、お世話になったミニキッチンに別れを告げ、チェックアウトした。でもすぐに帰るわけではない。荷物をフロントで預かってもらって、行きたいところは今回のハイライトである新宿御苑

 

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 あいにく雨だったが、徒歩5分で大木戸門に着いた。東西600m、南北400mほどの広大な庭園で、南はJR千駄ヶ谷駅に直結するほどだ。よく手入れされた樹木や芝生、雨にけぶる石灯篭も風流である。雷模様の天候から観光客は多くないが、外国人の比率は高そうだ。本物の「日本」を見ていって欲しいものである。

 

 大木戸門近くに新しいガラス張りの温室があって、これが今回の旅行の締め。熱帯植物園・盆栽美術館ときてこの近代的な温室でいろいろな植物を見たいと思った。入り口のところに、遺構が保存されている。明治初期にここには内藤家の近代的な屋敷がありその土台部分が今の温室を建築するときに発掘されたのだという。ウィーンで見たローマ時代の遺跡「ウィンドポナ」を思わせる。(少々大げさではあるが・・・)

 

 天井の高い温室に入ると、高温多湿の場所で生息するランやシダ・コケの類、巨大な極楽鳥花、水面に浮かぶスイレンなど、先日行った台湾の花市でみた植物たちが自然に近い状態で息づいている。珍しいところでは、下の写真にある「パピルス」。エジプト原産で、古代の紙のもとになった植物だ。別のコーナーでは多肉植物の類、乾燥したエリアでも生き延び繁殖できるものたちだ。最後は昨今当家で人気の食虫植物までいた。

 

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 ここを訪れる客も、外国人の方が多い。特に中国語が(声が大きいせいもあるが)多く聞こえてくる。僕らは遠慮がちに写真を撮っているのだが、彼らはあまりそんなことは考えない。まあ、仕方ないよね。

 

 壮大な温室で気分を新たにし、いい旅の締めくくりになりました。さあ、帰りましょう。東京駅は混んでるだろうな・・・。