Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

エリザベス女王陛下誕生祝賀会(前編)

 ひょんなことから、英国大使館で開催される女王陛下の誕生祝賀会に参加することができた。英国大使館は千鳥ヶ淵の近く、最寄り駅は半蔵門線半蔵門駅だ。18時開場に間に合うように出かけた。いつもは厳めしくパスポートチェックをする門のところに、簡単は手荷物検査をする臨時窓口が設けられていて、招待状とパスポートの表紙を見せただけで通してくれた。

 

 メイン会場となる公使公邸の前庭に、何台かの高級車が並べてあって「今日は写真を自由にお撮りください」と大使館の人が言う。いつもは館内では撮影はいいのだが、庭や建物の外観は撮影禁止。今日は特別な祝賀会・・・ということらしい。まあ、ジャガーレンジローバーなどの宣伝ということもあろう。

 

 ウェルカムドリンクはスパークリングワイン、手に取って芝生の庭に出た。まだ来客はちらほら。何人か軍服の人がいる。英国の人も、自衛隊の人もだ。バグパイプの音が聞こえてきて、スコットランドの民族衣装を着た楽士がやってきた。スカートをはいた男を見るのは久しぶり。

        f:id:nicky-akira:20190426060655j:plain

 何人か知った人もいたので、話をしているうちに込み合ってきた。ウェイターが廻ってきたのでおつまみを2~3個とった。カニやサーモンなどシーフードのカナッペだった。ワインが空いたので、今度は濃い色のエールを手にした。暗くなってきて、そろそろ祝賀会の始まりだ。公使公邸前の階段のところに、子供たちの合唱団が立っていて両国の国歌を歌った。

 

 階段中央のスタンドマイクのところに英国大使が現れて、開会挨拶を日本語で始めた。10年ほど日本におられるようで、原稿読みなのだが立派な日本語である。女王は今月93歳になられたそうで、在位は67年に及ぶ。続いて乾杯の音頭を取ったのは河野外務大臣天皇が英国留学経験があることなど日英皇室・王室の交流にふれ、日英両国の経済・安全保障交流の話をした。

 

 英国軍艦が日本に何度も寄港しているとディーテールを話したのは両国の軍人を意識してのことかもしれない。そして乾杯の発声は「To Queen!」だった。

 

<続く>