先週の政策勉強会もそうだったのだが、紀尾井町にあるヤフー本社ビルの17階には社外の人も使えるスペースがある。200人は入れる会場もあったが、さまざまなイス・机・コーナーが設置されているフロアは登録すればだれもが使える打ち合わせ・待ち合わせ・モバイルワークスペースである。「Lodge」と名付けられている。
赤坂見附駅から橋を渡っていく。商店街には「令和元年」のディスプレイもあって、「元号が替わったのだな」とあらためて認識する。ヤフーの受付は２階にあって、そこから社外の利用者専用のエレベータで18階まで行く。そこで出迎えてくれたのが、ヤフーのマスコットたち。「けんさくとえんじん」と書いてある。
上記のスペースはそこから階段を下りた17階にある。政策勉強会は土曜日だったが、勉強会場にいくのにモバイルワークスペースを通った時、多くの人が打ち合わせや仕事をしているのを見て「ヤフーの休日出勤者は多いな、働き方改革はどーなっとるのかね」と思った。それが社外の人にも開かれたスペースだったことは、今回気づいた。
今日ここにやってきたのは、ある団体の打ち合わせのため。忙しい関係者が集まれるのにちょうどいい場所だったから。40インチほどのディスプレイもあるコーナーで打ち合わせを始めたのだが、椅子も机も統一性は全くない。もちろん中古品をかき集めてきたのではないが、そんな印象さえ持つ。
このスペースを使っている人たちも多様だ。ネクタイ族はあまりおらず総じて若い人が多いが、服装・髪型は自由自在である。ほぼ一様にラップトップを開いて作業中だが、コーナーによってはデザイン用にも使える大きなディスプレィのついたPCの備え付けもある。なんとも豪華な施設で、一般の人に開放するというのは立派な社会貢献に見えるのだが、気になることが一つ。
入場にはYahoo-idだけではなく、種々の登録が必要なこと。挙句にパスポートなどの公的証明書の提出を要求される。なるほど、これが消費者団体が言っていた、
・個人情報を収集されパーソナル広告などに使われたくないと思う人が多い。
・しかしサービスを得るのに必要ならと、個人情報を提供する人が多い。
という話につながっているのだろう。Yahoo!さんは、ネット上だけでなくリアル世界でも個人情報収集をしているわけだ。Yahoo-idで紐づけられますしね。
