Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

航空自衛隊パイロットも高齢化?

 自衛隊の最新鋭ステルス機F-35Aが墜落したらしい。パイロットの安否が心配されるが、アメリカ海軍まで協力しての捜索活動が続いている。パイロットはもちろんだが、ハイテクの固まりと言われるこの機体を探すのは、米国とその同盟国にとって非常に重要な意味を持つ。万一仮想敵国に渡るようなことがあれば、防衛戦略に与える影響は計り知れない。

https://trafficnews.jp/post/85256 

 尾翼の一部が見つかったとの報道もあり、それが事実なら恐らく墜落している。ただベイルアウト(緊急脱出)した形跡がないというのは気になる話である。これが垂直離着陸型のF-35Bの事故だったら、墜ちたと見せかけて輸送船の甲板に降り直ぐにシートなどかけて偽装して機体をせしめてしまうという犯罪も考えられた。昔、垂直離着陸戦闘機ハリアーをそうやって盗むという小説があったのを記憶している。ただ今回は多分墜落、ベイルアウト信号が無かったということは、緊急脱出のいとまもなく墜ちた可能性がある。

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 付近に味方機もいたようだから、ミサイル等で撃墜された可能性はほぼない。昨年9月F-35Bが米国で墜落した原因は燃料系のトラブルだった、そのような故障の可能性はある。その時思ったことだが、燃料系といってもハードウェアではなくソフトウェアのバグだったかもしれないということ。もっとうがって考えれば、サイバー攻撃で燃料系を止められてしまったのではないかとすら思う。それでも納得できないのは、ベイルアウトできないほど直ぐに墜ちたことだ。

 もうひとつの可能性はパイロットの体調不良、体に負荷のかかる仕事としては最も過酷なのがトップガン商売である。急な機動をする場合、体にかかる「G」は地上の9倍とも言われている。それが41歳のパイロットの体に変調を与え意識を失わせたのかもしれないと僕は思う。太平洋戦争中のエースパイロット坂井三郎も、終戦時には30歳前だった。プロ野球選手でも多くは30歳代で引退するのに、このパイロットの年齢はトップガンとしては相当の高齢である。背景には、自衛隊の人手不足、なり手不足があるのかもしれませんね。