Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

大湯間欠泉

 熱海に住むようになって、18年になろうとしている。名古屋の事業所勤務と東京本社勤務が半々くらいになっている僕の会社員人生だが、名古屋時代も週に1~2度の東京出張は普通にあった。正直何度東海道新幹線に乗ったのか、カウントできない。そんな往復人生で、ふと中間地点の別荘でもあったらいいなと思った。

 

 21世紀を迎えたばかりのころ、バブルはとうにはじけていたが各地のリゾートマンションが安く売りに出されている記事を見つけた。狭いが100万円くらいからある。この傾向は今ではもっと激しくなっていて、売値がマイナス、つまりマンションを入手するのにお金がもらえるわけだ。

 

http://news.livedoor.com/article/detail/16216525/

 

 当時は気楽な独身貴族、名古屋では賃貸マンション暮らしだったしリゾートに住むのも悪くないといろいろ調べ始め、気候・グルメ・交通利便性などを考えて熱海で暮らすことにした。ちょうど購入直後に東京勤務になったこともあり、ここが本宅になった。

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 当時はドン底だった熱海の景気も、最近はすっかり上向き。駅ビルは立派に改装され、成城石井のような高級スーパーまで入った。バタバタ倒産した大型旅館の跡地も少しずつ再利用されるようになってきたし、新しいB&B型の宿泊施設も増えてきた。昨今はやりの「Air B&B」など民泊も進出していると思われる。

 

 もともと温泉の質は日本でも指折り、温暖な気候で氷点下にならないことから、アロエが自生している。確かに坂の多い町だが、朝の散歩をしている地元の高齢者、集団で町歩きしている観光客も多い。そんな人たちがよく立ち寄るのが写真の「大湯間欠泉」。「ニューフジヤホテル」の敷地内にあり、かつては温泉が噴き出していて、今もその名残りをとどめている。

 

 間欠泉の前(東測)には保育園があり、その敷地には立派なソメイヨシノがある。僕の見るところ、熱海のランドマークのような桜だ。保育園内では「花見宴会」は無理だが、ちょうど今が満開の時。ちょっと覗いていくことにしましょう。