Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

成田からダレスへの長い道

 海外出張の多い僕、今月はパリから戻って10日経って今度はワシントンDCへの出張が入った。昨年も4回行った馴染みのある旅先だ。とはいえ、地球のほぼ裏側にあたる(時差13時間)米国東海岸は、楽な行き先とは言えない。正味13~14時間のフライトだし、直行便(青い日系航空会社とUA)が成田からしか出ていないのが辛い。

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 この朝も始発列車で東京駅に来て、11分の乗り換えで成田エクスプレス(NEX)に乗った。ちょうど東京駅の地下ホームで新宿方面からの列車、横浜方面からの列車各6両編成がドッキングするところだった。この列車に乗って約1時間で成田空港、これだけでも結構疲れる。
 
 ラウンジに入って、簡単な朝食を摂った。10時40分出発の青い日系航空会社の直行便に乗るには、東京駅7時31分発のNEXに乗るのが望ましい。これは結構早いので、僕は朝食はラウンジに入ってからと決めている。ここでご飯と明太子など和食系のものを食べるのが、楽しみになっている。
 
 ラウンジで1時間余り過ごしてようやく搭乗時間、今回はビジネスクラス席が取れたのでいそいそと乗り込んだ。これから12時間を超える間、この座席に縛り付けられているわけだ。機内エンターティンメントとしては結構昔からあるフライトマップは、他に何も見たいものがないとき重宝する。
 
 30年以上前の昔のフライトを思い出すと、個別のディスプレイなどなく前方スクリーンをみんなで見る方式だった。安全ビデオやニュースが流された後、その時の有名な映画が上映される。もちろん乗客はタイミングなど選べない。映画が終わるとフライトマップが映し出され、どこまで飛んできたか、あとどのくらいここに閉じ込められていなくてはいけないか、乗客は知ることができる。
 
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 そんなことを思い出しながら、ずいぶん機内エンタメも進歩したなと思った。それでふと気づいたのだが、昼間のところと夜間のところを示すこのマップの境目がほぼ垂直になっていること。これは太陽が赤道上にある、春分の日秋分の日前後に起きる現象。目的地のワシントンDCは現在夜に入ったところ。ここが朝になったころ、このフライトはダレス空港に到着する。やれやれ、長い旅路ですから、ひと眠りしましょうか。