Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

国際情勢

お魚を食べましょうね!

あれほどひどい騒ぎになった中国からの抗議電話等、日本が「ジャニーズ問題」で揺れているうちに収束してしまった。一体、何だったのだろう。現地の人に聞くと、今でも日本食は人気だし、食材の原産地は不明だが寿司も食べられるとのこと。中国で一番困った…

この「域外適用」は困る!

中国経済が曲がり角に来ているからか、あるいはそれとは別の理由か、習大人の内外への強硬姿勢が目立つ。ひょっとすると体調が思わしくないのかもしれないが、今月のG20も欠席している。プーチン先生も習大人もいないG20は、ちょっと寂しかった。 直接彼が命…

国家運営が行き詰まったのでは?

先週の国連総会、地元(!)のバイデン大統領や岸田総理、尹大統領はそれなりの存在感を示せたようだが、中露はもちろん英国・フランス・インドの首脳は参加を見送った。国連の存在価値低下を印象付けたのだが、各国には事情もあったようだ。 特に英国、スナ…

反米は同じでも、中露の違い

9月は、Apple社が”iPhone”の新作を発表する時期。一般的にはそれに乗って同社の株価が上昇するのだが、今年は発表前に中国政府に先手を打たれて株価が下がってしまった。それは、中国政府が公務員の業務上での”iPhone”使用禁止を命じたから。Appleは「そん…

原子力潜水艦のコスパ

北朝鮮は今年、建国75周年を迎えている。市民は飢餓状態にあるとも伝えられる中で、軍事パレードや「衛星」打ち上げなど勇ましいことが目立つ。先週は核兵器搭載の攻撃型潜水艦を進水させている。 北朝鮮、「戦術核攻撃潜水艦」を進水 式典で正恩氏が演説 - …

正統的ムスリムはもういない

この夏、何冊かイスラム関連の書を読んだ。その中で2冊、重要なことを教えてくれたものがあった。 ◆中国共産党帝国とウイグル なぜイスラムは声を挙げない? - 新城彰の本棚 (hateblo.jp) ウイグル族への弾圧に対し、周辺の国や大国と思われるイスラム教国…

乾坤一擲!ロシア軍の電撃戦

寝苦しい夜だった。僕は分厚い軍事スリラーを100ページほど読み、眠気が来たので電気を消した。そして、夢を見た。 *** 以下 夢の中で・・・ GRU出身のロシア軍参謀A将軍は、膠着した戦線を劇的に変えてしまう作戦を立案した。ウクライナ軍が東部、南部で攻…

汚染水 vs. 処理水

福島第一原発敷地内に溜まった処理水の海洋放出がはじまって2週間ほど、少し事態は沈静化してきているようだが、中国からの日本糾弾はひどかった。日本産水産物の全面禁輸やその他食品に対する措置も強化し「中国国民の健康を守る」と宣言した。これをきっ…

なんとも嫌な感じ・・・

福島第一原発に溜まった処理水の放出がようやく始まった。日本政府もIAEAも処理水の科学的安全性については「WTO基準の1/7程度のトリチウムしか入っていない」としている。問題のひとつは科学的な安全性と、市民の安心感とは違うということ。過去にも「総理…

表舞台からは消えた

昨日の朝、ロシアでプライベートジェットが墜落し、乗員3名乗客10名全員絶望とのニュースが入って来た。搭乗名簿に、民間軍事会社<ワグネル>創始者のプリゴジン氏の名前があったという。 前夜までの報道では、久しぶりに動画が投稿され、アフリカのどこか…

中国からの団体旅行客解禁

中国政府はこれまで日本への団体旅行を禁じていたが、今月米国や韓国など60ヵ国と並んで、日本への団体旅行を解禁した。これを受けて、業界では期待が高まる一方、警戒する声も聞かれる。 「中国人団体旅行」解禁も “爆買い”頼みはもう時代遅れである | Merk…

歴史ある島を襲う火災

国連のグテーレス事務総長によると「温暖化ではなく沸騰化」の時代になったようだ。沸騰する地球では、片や大雨による大洪水、片や干ばつがもたらす砂漠化や大規模火災が起きている。先月、ニューヨークの友人とビデオ会議をしていて「カナダの山火事のばい…

中国の「失われる30年」

このところ、中国経済でいい話が少ない。今になってようやくIT産業、教育産業、不動産業叩きを緩和するとも言われているが、すでに手遅れかもしれない。 ・IT産業 儲けすぎだし、共産党に楯突きかねない ・教育産業 格差拡大や不平等を産み出した ・不動産業…

民主主義の危機

ひょっとすると秋には総選挙があるかもしれないと思ってだろうか、各政党の動きが慌ただしい。特に野党幹部の「舌戦」がメディアを賑わせているのだが、政策論でないのが気になる。 立憲・泉氏、維新・馬場氏の共産への発言批判 「民主主義の危機」 | 毎日新…

氷が溶けて・・・海流が止まる

この7月は、史上最も暑い夏になったという。カナダでもギリシアでも山火事が多発。炎に巻き込まれたり、熱中症で亡くなる人が相次いだ。米国のデスヴァレーで55度近くになったのを始め、各所で40度越えの日々が続いた。日本も確かに暑い、しかし40度を越え…

ロシア人スパイ網の役割

ウクライナ軍の反撃は、当初の予想よりは遅れているとの見方が多い。しかし、ウクライナの軍事組織そのものがそうだったように、スラブ民族の守りに入った時の粘りは強力だ。防衛線を固める時間も十分にあったので、そう簡単にアゾフ海まで進撃することはで…

穀倉地帯ウクライナの地政学史

ウクライナの国旗は、上半分の青が雲一つない晴天、下半分がたわわに実った小麦畑を表している。世界でも有数な穀倉地帯であるウクライナは、欧州はもちろん中東からアフリカ諸国の胃袋を支えてきた。それが昨年来のロシアからの侵攻によって、特に穀物の輸…

既定路線だったクラスター弾供与

「非人道的な兵器」と非難されるものは、いろいろある。まあ、人道的な兵器を探すのが難しいから、そんなものは一杯あるはず。第一次世界大戦のころは、米軍が使用したショットガンをドイツは非人道的と非難した一方、ドイツ軍のサブマシンガンを米国は同様…

もはや「兵器」と化した難民

先の通常国会で可決された「改正入管法」。難民申請を繰り返しているうちは送還できなくて、コストもかかるし待遇も不十分の状況を変えることになるだろう。これに対しては非人道的との非難もあるが、ずっと居座られても困るとの世論も多い。 フランスの移民…

玉城知事の危険な訪中

先週、沖縄県知事の玉城氏が訪中をした。習政権は異例の厚遇を持って、沖縄県知事施設を迎えたという。先日米国の部臨検国務長官やイエレン財務長官が訪中した時の冷遇と、明らかな差が見られた。 習政権、沖縄知事を厚遇 米軍念頭に関係強化―中国:時事ドッ…

プリゴジン人気の理由

ベラルーシに匿われた(軟禁されたとの説もある)「ワグネル」創業者プリゴジン氏であるが、ロシア国内での人気は衰えていないようだ。事件前の調査だが、来年の大統領選挙でどの候補に投票するかで、5%の支持を受けたということだ。もちろん、これが、 ・…

人種問題、移民問題

「プリゴジンの乱」の余波とウクライナの反転攻勢の報道の陰で見過ごされがちだが、フランスの暴動は大きな騒ぎになっている。きっかけは、アラブ系の少年が車で逃走しようとした(諸説あり実態不明)ところ、警官に射殺されたという事件。米国のBLM運動と同…

核のボタンの持ち主

G7広島サミットは、多くの識者によると成功だったとのことだし、僕もそれに賛同する。しかし批判的な人も少しはいて、 被爆者団体が広島サミット批判 | ロイター (reuters.com) のように、被爆地広島でサミットをしたというのに「核軍縮の行動声明は核廃絶か…

線路の幅という障害

先月のG7交通大臣会合で、ウクライナ復興を各国が支援することの一環として、鉄道の線路の幅をロシア仕様から欧州仕様に替えて轢きなおすことが決まった。これは地味な話だが、ウクライナを「西側」に引き入れる意味で、NATO入りほどではないが大きなインパ…

中国を去る外国人

明日から中国で「反スパイ法」が施行される。これまでも習政権に都合の悪いことをしている人には、何らかの罪を着せて投獄するというのは常態化していた。そのようなことが、より広範囲にできるようになりそうだ。 もちろん日本と違いスパイ防止の法律はあっ…

ロシアのサイバー攻撃関連情報

もちろん、以前から噂はあった。ロシアが国家的に関与して、特に「西側」諸国にサイバー攻撃をかけているということは、まずは常識である。直近に読んだ書籍でも、 21世紀、ロシアの謀略・工作 - 新城彰の本棚 (hateblo.jp) のように、GRUやFSBが独自のサイ…

モスクワまであと200km

週末、ウクライナ~ロシア情勢が大きく動いた。ウクライナ側の反転攻勢は、やはり防御に強いロシア軍(これはウクライナも同様)の抵抗に遭って、西側の評論家たちが思っていたほど進んでいない。しかし、ロシア(≒プーチン)の真の敵はロシア内にある。それ…

繰り返さないこと・・・が秘訣だが

かつて職場の上司に奇術の得意な人がいた。泡坂妻夫というミステリー作家は奇術者としても有名だった。上司と呑んでいてその話になったら「あ、良く知っているよ」との返事。奇術の世界も狭いようだ。ミステリーと奇術の共通点について話し合っていて、僕が…

ミスディレクションに思える論説

ザポリージャ州あたりでウクライナ軍の反撃が始まり、恐らくはアゾフ海へ向けて進軍していると思われる。この部分を分断すれば、ヘルソン州含む東部戦域へのロシア軍の補給はクリミア大橋経由か海路によるものに限定される。ただロシア側は、 ・ウクライナ側…

ウクライナ復興がもたらすもの

ドニプロ川にある巨大なダム<カホフカダム>が決壊して、流域で広範に洪水が起きている。1941年の独ソ戦のおりにも、この地区でソ連軍がダムを破壊し、ドイツ軍の侵攻を喰い止めようとした。ソ連市民数千人が犠牲になったともいう。誰がやったのか、現時点…