Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

特定秘密保護法の民間人適用

何度か、民間人を含めた「セキュリティクリアランス制度」が日本にないため、重要インフラ等の防護を担っている民間人に、必要なインテリジェンス情報が届かないという問題点を指摘した。米国等にはあるこの制度、産業界としても必要性は感じるものの、 ・実…

官邸の危機管理ってこんなもの?

ウクライナからの再三の要請に応える形で、米軍は<エイブラムス>を、独軍は<レオパルト2>をウクライナに供与することになった。ウクライナが希望する300両に届くかどうかは別にして、かなり強力な兵器の品ぞろえは出来たことになる。とはいえ春までにロ…

「5時からクーポン」ラストスパート

熱海市独自の<Go To Eat>である「5時からクーポン」。2万円で3万円分のクーポンが買えたのだから、お得な話。ただ有効期限があって、今月末までに使い切らないといけない。本来は、家内と街中のイタリアンにでも行くつもりで買ったもの。呑みの夫婦の常…

国内線プレミアムクラス初体験

札幌での会合は興味ある議論ができて満足したのだが、午後4時も近くなると陽が傾いて寒さがつのる。現地の人達と簡単な挨拶を交わして、東京から行った仲間たちと早々に引き揚げることにした。 実は青い日系航空会社から、今年度一杯使える<プレミアムポイ…

地方巡礼、マイナス8度の札幌へ

企業などのサイバーセキュリテイ対策について、地方の意見を聞く企画が実現した。協力してくれたのは経産省。9つある地方経済産業局に場所を借りて、現地の人たちとの意見交換ができる。1~2月で全部廻ろうという意欲的な日程で、時間に余裕のある僕は日…

ウクライナが求める西側MBT

「ドイツが<レオパルト2>の供与を決めるかどうか?」国際ニュースは連日この話題を報じている。欧州(西側)諸国の標準的主力戦車(MBT)のことなのだが、すでに「戦車の世紀」は終わったと思っていた僕としては、やや意外な状況。軍事の関係者か、はたま…

流動化する政局・・・そのために

本来は「選挙のない3年」という黄金期間だったはずだが、国会周辺にはさざ波以上のものが立ち始めた。旧統一教会問題で、過度なお布施をあつめる宗教団体への規制議論が高まり、公明党の支持母体創価学会への飛び火がありそうだ。 与党自民党にとって小選挙…

やはり兵器の実験場に

厳寒のウクライナ戦線、東部ではロシアの民間軍事会社<ワグネル:ワーグナーのロシア語読み>が攻勢に出て、要衝バフムートの北部で激戦が起きている。米英も傭兵として民間軍事会社を採用しているが、主な任務は警備や物資輸送。最前線で闘う民間企業とい…

国会って何なんだっけ?

今日から、今年の通常国会が始まる。政府・与党として当面の山場は、過去最高114兆円まで膨らんでしまった来年度予算の審議だ。特に実質倍増の防衛費は、議論の焦点になるだろう。 昨年、この書で「熟議デモクラシー」という言葉を学んだ。一気に変えてはい…

休日の変化、嬉しいこと残念なこと

新年になって変わったことがいくつかある。特に休日の楽しみについては、2つインパクトのある変化があった。まず嬉しかった方から。 毎週見ているNHKの「NHK杯早碁選手権」。囲碁の世界の「AI化」によってプロの打ち方も変わってきたし、僕ら素人にも優しい…

インボイス登録、僕は見送り

現在、年間1,000万円未満の課税所得であれば、個人事業者は消費税を免除されている。これが今年10月から、インボイス制度導入にあたり変更になる。選択肢は2つ、今のまま免税事業者でいるか、税務署に登録をして「適格請求書発行事業者」として消費税を納税…

C4ISRの日米連携

先週ワシントンDCで開催された外務・防衛閣僚会合「日米安全保障協議委員会(2+2)」で、日本の反撃能力の効果的な運用のための日米協力が話し合われたという。どこにどう「反撃」するか、例えば北朝鮮の移動式ICBM発射台をどう叩くかについては、衛星情…

習大人のスパイ対策強化

「フルコロナ」状態になって、本来苦境のはずの習大人。聞くところによると「COVID-19」に対しての勝利宣言をしたらしい。ここまで来ると、プーチン先生並みの「厚顔」といえるだろう。 そんな中国で、一層情報統制強化の動きがある。昨年秋から噂はあったの…

在東京の統合司令本部2027

映画「トラ・トラ・トラ」の中に、近衛内閣の首脳会合で海軍大臣が「米国が太平洋艦隊司令部を西海岸からハワイに移した」と警告するシーンがある。日米関係が緊張する中、米政府が本気になって、 「日本ののど元に匕首を突き付けたようなもの」 というわけ…

「静かな有事」に勇気をもって

昨日までの3日間、別ブログで少子化問題を取り上げた3冊の書を紹介した。 ◇新城彰の本棚 14日「未来の年表」 15日「未来の年表2」 16日「世界100年カレンダー」 著者は全てジャーナリストの河合雅司氏。前の2冊は日本の少子化問題を、最後の書は世界中で…

「ダボス会議」は温暖化を防げない

今週「World Economic Forum」の総会がジュネーブで開催される。今年の主要議題は3つあって、 1)「COVID-19」禍による長く深い経済の不振から抜け出す道筋 2)複雑な国際情勢の中で、化石燃料から再生可能エネルギーへの転換をどうするか 3)世界が脱グ…

懐かしい店「祭すし」

この日は午前中に大手町で会合があり、午後遅くに六本木に行くことになっている。ぽっかり4時間ばかり空いてしまった。そこで京浜東北線沿線のBook-offを巡ることにして、まず秋葉原に行った。次は大森、途中品川を過ぎたあたりでお腹が空いてきた。大森駅…

あたみ桜はもう5分咲き

俗に「三寒四温」というが、昨今の冬(夏もかな?)の気温変動は大きいと感じる。風が強い上に寒気が居座る日には、熱海より寒い東京には出かけて行きたくない。もともとコートやマフラーは大嫌いな僕だが、厚めの上着を着ただけで出かけようとすると家内に…

ラピダス、TSMCだけでは・・・

自民党半導体議連の提言もあり、経済安全保障推進法の対象でもある半導体産業の振興が具体的に取り組まれるようになってきた。かつては「産業のコメ」ともてはやされながら、その事業のボラティリティの高さや設備投資の巨大化などが嫌われ日本では衰退して…

リベラルは「内ゲバ」好き

少し持ち直したらしいが、岸田政権の支持率は不支持率を大きく下回ったまま。ネット上での批判も渦巻いているし、先日の「日曜討論」では共産党志位委員長が厳しく糾弾していた。曰く、 ・大企業内部留保課税で賃上げ ・原発ゼロこそ脱炭素 ・教育費半減、給…

日米関係が試される今年

今週、岸田総理が初の訪米、バイデン大統領とサシで会う。この会談は、いずれも国内政局を抱えた両首脳にとって、重要な意味を持つと思う。 ◇米国 中間選挙の結果、下院の過半数を野党共和党が獲ったのだが、いざ議長選出にあたり共和党内分裂が起きて大混乱…

警察庁が暗号化解除に成功

昨年は、ランサムウェアの被害が多かった。特に病院を狙う卑怯な犯罪が目立つのは、患者の命がかかっているので身代金を払う可能性が高いと犯人側が見ているからだろう。電子カルテのような重要データを暗号化で使えなくし、暗号解除のキーが欲しければカネ…

禁酒日の豪華ディナー「ジョナサン」

この日の朝、知り合いの米国業界人からメールが入った。日米のデジタル連携協議会合を企画中で、アドバイスが欲しいという。10余年「日米インターネット経済協議(IED)」に関わってきたが、昨年会社を辞めて、同時に経団連でのポジションは失っている。それ…

「昇龍」のボリュームご飯

熱海駅から市役所・熱海銀座方面への1車線道路は、ずっと地下の配管工事が続いている。僕の通勤路でもあるのだが、工事に加えて観光客の増加で、渋滞のひどい時がある。その道沿いも、店舗が入れ替わり続けている。 何度か紹介した「天煌飯店」や「yaya屋」…

観光客も通うスーパー

昨年秋、歩いて2分のところに<MaxValue Express 咲見町店>が開業した。<Express>と付いているのは、正規店舗とコンビニの中間あたりの規模と品揃えという意味。毎日のように買い物に出かける家内に言わせると、 ・正規店舗で賞味期限切れが近い商品を廻…

もう一つの隣国危機

台湾海峡の小競り合いは、年末年始も続いている。さすがに今年の台湾海峡海戦はないと信じているが、年末に米国偵察機に中国軍戦闘機が異常接近したこともあって、偶発的な何かが起きないとは言えない。 そのほかにもう一つの隣国危機がある。派手に立ち回っ…

再び水際対策が必要に

昨日「中国はフルコロナ」と言ったが、その具体的な惨状が次々に伝わってきている。中国政府の公式発表では死者は数名なのに、 ・北京では火葬場の前に長い「待ち行列」、中には棺に納めてもらえない遺体も ・四川省では約16万人を調査したところ、63%にあ…

そろそろフライトに乗るのだが

中国では「ゼロコロナ」転じて「フルコロナ」になって、どれだけ感染者がいて死者がいるのかわからない状況だ。これからが本番の「China Virus」流行かもしれないかと思うと、ぞっとする。思えば3年前の正月、家内とローマ旅行を企画し、往路は北京の新空港…

「PASTA屋一丁目」でちょい呑み

全国旅行支援が続いているからなのか、熱海の街中で気に入ったレストランのディナー予約が取りづらい。その一方、いいワインが<COOP>などで安く手に入るから、さほどレストランに行かなくてはと言う気にもならない。そんなわけで、当家では「5時からクー…

今年の「有事」はないと信じるが

年末恒例、大掃除をしながらカウンター上の額の中身を入れ替えた。この位置は、ビデオ会議をする時に僕の顔の左上に見えるところ。ここにその年の干支の絵を飾るのが当家の風習。これらの色紙は、狩野派の流れを汲むセミプロの日本画家である親父の作品だ。…