Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

小田急線に乗ってみた

「COVID-19」感染拡大が続いているが、東京へ行く用事が増えてきた。<BA.5>は感染力こそ強いものの、重症化はしないようだ。また静岡県だって新規感染者の新記録更新中、海の日の三連休も先週の週末も、熱海は観光客でごった返している。そんなこともあっ…

大手町1stスクエア「櫟」

このところまた増加傾向にある「COVID-19」新規感染者、しかしあらかじめ予定されていた会合をキャンセルするほどではない。この日は虎ノ門で日経BPのインタビュー。安全保障が専門の記者さんからのリクエストで、ちょっと緊張した。僕がいくら軍事ヲタクだ…

元総理暗殺事件の裁判員裁判

安倍元総理の暗殺事件、旧統一教会との関連が出て来て政界にさざ波が立っている。公明党など正々堂々だが、選挙には「固い支持基盤」が重要。宗教団体はその有力候補になる。そこで立憲民主党蓮舫議員が「臨時国会の最大の争点は政治と宗教」とツイートする…

何をもって<国産クラウド>とする?

経済安全保障推進法は成立した。4つの基本項目(重要物資の供給・基幹インフラの安定・先端/重要技術の開発・特許の非公開)は挙げられている。今は、その具体的な影響範囲や運用法の細部の議論に論点が移っている。今月4日付けの<日経ビジネス>は正面…

デジタル自治体とデジタル公共サービス

デジタル庁が発足して10ヵ月が過ぎた。接待問題などの不祥事もあり、初代デジタル監の辞任もあり、難航しているのかもしれないが、岸田政権の安定の陰でいい意味でも悪い意味でも注目されていない。もちろん行政のDXを担当するデジタル庁としては、1年くら…

総務省消防庁だから?でなければ?

今月通信大手の1社K社のサービスが故障し、最大86時間障害が続いた。僕らが危惧していた「重要インフラへのサイバー攻撃」ではなかったが、社会混乱を引き起こしたのは確かだ。本件は、監督官庁である総務省が「重大事故」に認定する可能性もあるし、次官…

「COVID-19」を5類にしてください

欧州を熱波が襲い、あの英国で40度を超えた。スペインやポルトガルでは47度にもなったといい、自然発火の火災が方々で起きている。今年はインドでも中国でも、異常な高温で被災者も出るし、穀物の被害も甚大だ。 日本の高温はそれほどでもないが、別の「波」…

37階の鉄板焼き「赤坂」

「COVID-19」禍もあって、2年余り会えていなかった人からお誘いのメールが来た。これまで時々「入船寿司」などの名店に誘ってもらっていたのだが、このところはご無沙汰してしまっていた。昨年はあるニュース番組でお見かけしたが、昨今の経済安全保障議論…

名駅近くの「風来坊」

名古屋商工会の会合が終わり、あとは帰るだけ。でもまだ陽も高いことだから、どこかで早めのディナーとしよう。地下鉄伏見駅からは、名古屋駅までは1区間。歩けるのだが、さすがに(半端ではない)名古屋の夏では歩く気はしない。新幹線に乗る前に、どこか…

名古屋商工会議所「Pit-Nagoya」

先月、名古屋商工会議所で講演させてもらった縁もあって、また別の相談も持ち掛けられた。それは中小企業のIT導入やデジタル活用、またDXなどを促進する活動についてアドバイスを求められたもの。その中には僕の持論「DX with Cybersecurity」も含まれている…

デジタル課税の遅れはいいとして

先週G20の財務大臣会合があったが、期待された共同声明は出されなかった。世界的なインフレ、食糧危機などに対して、大国の一致団結は得られなかったことになる。その代わりに・・・といっては何だが「巨大ITなどに課すデジタル課税は、2023年前半までに多国間…

経営責任と補償

福島第一原子力発電所の事故について、東京電力の旧経営陣に対する株主代表訴訟の一審は、5人の被告中4人に有罪判決を下した。総額22兆円の補償を求めた訴訟だったが、判決は13兆円だった。これは被告が株主に払えとか、被災者に払えと言う命令ではなく、…

診療所のガバナンス問題

先月下旬、日経紙が「医療再建」という特集記事を掲載した。初日の見出しは「開業医の統治不全、風穴を」だった。冒頭例示されていたのが、夜間の救急救命医療に開業医の協力が得られない問題。中核病院のこの指摘に対し、開業医側は「夜勤をしたくないから…

大雨には大酒?

梅雨は明けたはずなのに、長雨が続く。炙られるような猛暑もいやだが、じめじめした蒸し暑さも好きにはなれない。確かに速い梅雨明けで、特に西日本では渇水の恐れがあったから、雨そのものはありがたい。国際情勢が緊張している現状では、資源の乏しい国日…

東京プリンスホテルでのイベント

引き続き、今日は御成門にある<東京プリンスホテル>にやってきた。何度か紹介している御成門の業界団体が下期に企画する、サイバーセキュリティに関する研究会の企画会議があるのだ。昨年はこの企画会議自体オンラインになってしまい、関係者と顔を合わせ…

明治記念館でのイベント

昨年、JR信濃町駅にほど近い<明治記念館>で会議を行ったことを紹介した。僕のような田舎者にとっては、かくも立派な施設があるのはさすがに首都東京という印象だ。第七波ともいわれる「COVID-19」感染拡大が起きているが、しばらく前までウイルス感染が小…

映像が溢れる時代

先週の「安倍元総理暗殺事件」、選挙前の一日は事件の映像が繰り返し放映される日になった。最初はTV局が演説会の様子を撮影していたビデオくらいだったが、視聴者が撮影したものを含めて生々しい映像や、事件の前に容疑者が演説会が開かれる予定の場所を徘…

次のインバウンド狙い

日銀さんが頑固に「ゼロ金利政策」を続けてくれるものだから、円安が止まらない。各国の中央銀行がインフレ対策で政策金利を上げ、日本円との金利差が拡大して円売りが加速する。日本も金利上げたらと聞くと、識者から「国債金利負担が増えるから無理」と言…

1人あたりの身代金は0.02セント

昨日、中国の「健康コード」などを通じた当局の個人情報活用の話を紹介した。これぞ「監獄国家」と非難している人もいる。もうひとつ気になるニュースがあった。それは上海警察当局がサイバー攻撃を受け、10億人分の個人情報を窃取されたというもの。当局は…

TikTokと健康コード

先月末、米国FCC(連邦通信委員会)のブレンダ・カー委員長が、中国製の動画アプリ<TikTok>をアプリストアから除外するように、GoogleやAppleに求めたとの記事があった。トランプ政権が対中国のデジタル規制に乗り出した時、通信機器としてのHuawei(5Gル…

虎は死して皮を残す・・・

参議院議員選挙が終わった。投票日まであと2日と言う時に、街頭演説をしていた安倍元総理が、手製の銃で撃たれて死亡するという重大事件があった。歴代最長の首相在位期間、最年少での首相就任、民主党からの政権奪取、「アベノミクス」による経済振興、積…

「デイゴの花が咲き~♬」の熱海

18日間の参議院議員選挙戦が終わった。安倍元総理が演説中に元自衛官の男に撃たれるという事件があり、ここは本当に日本かと思わせたが、今日が審判の日である。3年前よりずっと多い候補者が名乗り出て、ここ静岡選挙区でも、現職2名(いずれも無所属)に…

ニッコー・スタイル名古屋

名古屋にやって来る機会が増えて、宿泊することもあるようになった。名古屋駅からは熱海駅まで<こだま号>で2時間弱、決して遠いわけではないが終電が2030ころと早いのが問題。腰を据えて呑んでいたら、帰れなくなってしまう。そんな時、出張時によく使っ…

社会的責任としての事業継続

先週、通信大手KDDIの通信障害が長引き、広範な社会活動に支障が生じた。ただ単に、<au>の携帯電話がつながらなかったという話ではない。確かに携帯電話が使えないというのは、現代人にとって大問題。あまりスマホ依存していない僕でも、「通信サービスが…

破産者MAPによる恐喝

「COVID-19」禍で生活が困窮した人のニュースは多い。政府は特別定額給付金(10万円)を配布し、居酒屋などの事業者には助成金、個人にも無利子貸し付け金を用意するなどした。この個人貸し付け金、そろそろ返済が求められる頃になっている。無利子(&無担…

平等政策が招く「共同貧困」

日本では参議院議員選挙の真っ最中、物価高対策や格差是正が大きな論点になっていて、暫定的な消費税下げ、最低賃金底上げ、非正規雇用縮小などが議論されている。大陸に目を転じてみると、習大人の三期目を決める秋の党大会に向けて、格差是正の政策が進行…

追い詰められるロシア、だが嫌な予感も

熱波の中の日本、しかも参議院議員選挙真っ最中だが、自民党の岸田総裁は日本に留まっても居られない。先週はミュンヘンでG7サミットがあり、引き続きマドリードのNATO首脳会議にも出席した。G7サミットでは、ロシアを糾弾するだけでなく、力による一方的な…

「2nd Civil War」の火種

ウクライナ紛争が長期化し、中国の台湾への圧力も高まっている。世界的な食糧不足は、特にウクライナの小麦に依存していたアフリカや中東諸国に飢餓を発生させ、社会的不安が増大している。もし中東に火がつけば、エネルギー不足がいよいよ露呈、日本も大変…

リニューアルされた「松のや」

昨日、久しぶりに食べた「味噌カツ」のことを紹介したが、思い出したのは「わらじカツ」という言葉。かの店のトンカツが、東京で食べるものに比べて薄っぺらい(叩いて伸ばしてある)ことに気づいた。名古屋にいたころは、薄い豚肉を揚げたものが標準的なト…

今度は庶民的な名古屋メシ

このところ縁ができて、また名古屋にやってきた。今回は母校である名古屋大学で、経済学部で1日だけの講座(高座?)をさせてもらうのだ。半年間の講座の担当が旧知の人で、Global & Digital時代の企業活動に関する14回シリーズの1回を任された。このとこ…