Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

選挙Weekに突入

今週、秋葉原のBook-offで、長らく探していた「NCISシーズン10」のDVDを見つけた。即購入して、幸せな気分で路上に出ると、すでに選挙カーが走っていた。事前運動はけしからんと思ってよく見ると「日本第一党」と書いてある。まさか「ファーストの会」じゃな…

初めてのロースカツカレー

家内の最終兵器は「カレー」、どんな食材でもこれに絡めてしまえば(夫に)食べさせられるという。それでも先日のカレーメニューが美味しかったので、なんとなくカレーモードになってしまった。とはいえ、毎日カレーライスというほどではない。週に一度カレ…

経済安全保障の意味(後編)

一方、こちらの記事はややネガティブ。 岸田新政権の「経済安全保障」は危険な先走り 定義が曖昧、所轄大臣は屋上屋、もっと腰を据えた政策を(1/10) | JBpress (ジェイビープレス) (ismedia.jp) 「経済安全保障とは経済活動を装い我が国の安全保障を弱体化し…

経済安全保障の意味(前編)

岸田政権の表看板は「分配:新しい資本主義」なのだが、一皮めくると「経済安全保障」という言葉が出てくる。担当大臣小林鷹之議員は、今年4月に自民党本部の会合で「DX with Security」をお話した時の座長だった人。その時期は野田聖子議員の議連にも呼ば…

高校生裁判員が高校生被告人を裁く

「大人」の定義が、従来の20歳以上から18歳以上に変わりつつある。これから18歳・19歳の人達も総選挙や首長選挙、地方議会議員選挙に行くのだな~などとぼんやり考えていた。それにしても、どの政党もお金を持っていて選挙にも行く高齢者ばかり見て政策アピ…

財務事務次官の「乱」

先日NHK-BSで録画しておいた映画「動乱」を見た。2・26事件を主題にした、1980年の東映作品である。市民の窮状をよそに権力闘争に明け暮れ、私服を肥やし続ける軍幹部・政治家・産業界を「維新」しようと決起する、宮城大尉らの行動を描いたもの。高倉健サン…

「共同貧困」に陥らないよう

岸田首相の所信表明演説と、各党の代表質問(というより各党党首の所信表明)が終わり、衆議院は解散される。幸い「COVID-19」も落ち着いているから、月末の投票日まで列島は選挙一色になる。それにしても所信表明には、ちょっとがっかりさせられた。「分配…

電子文書の通用性

昨日、思わぬところで考古学者の先生から「ハンコの歴史」を聞かされた話を紹介したのだが、今回はトラストサービスの法制に詳しい弁護士さんからも話を聞くことができた。テーマは「電子文書の通用性」。 サイバー空間での法整備が遅れていることは再三ご紹…

デジタル化とハンコの行方

ある学会の国際コミュニケーション・フォーラムの案内が来た。このところ疎遠だったのだが、僕が同学会の役員を務めていたことがあり「ご興味があれば」との案内だった。テーマは「シン・デジタル政府:人にやさしいハンコにデジタル化は可能か」。技術的・…

橋梁点検業務への新技術導入

昨日「路面性状のスマホによる計測」をご紹介したが、同時にもうひとつ「インフラ維持管理における新技術導入の手引き」に記載されている橋梁点検の例も聞くことができた。「ドローンによる橋梁職員点検」というのがそれ。 山がちな地形で河川も多い日本列島…

路面計測業務への新技術導入

先日「インフラ維持管理における新技術導入の手引き」をご紹介したのだが、その中に事例として記載されていた「路面性状を簡易に把握可能な新技術」について、内容を聞くことができた。 道路の路面が痛んで、ひび割れができたり凹みができることはよくある。…

SIGINTがテロ事件を予防している

米国の「一番長い戦争」が終わり、アフガニスタンには20年前同様タリバン支配が戻ってきた。国連でタリバン代表が演説する日も、遠くないかもしれない。もともと米国のアフガニスタン侵攻は、9・11テロの報復だった。米国としては、米ソ冷戦に勝利し、経済大…

緊急事態宣言終了後の丸の内

先月末ですべての「緊急事態宣言」、「マンボウ」が解除された。東京の「COVID-19」新規感染者が100名を切る日も出て来て、どうしてこんなに急に減ったのかよく分からない。外食店でのお酒の提供も始まり、飲酒運転で捕まるケースが5倍に増えたという嬉しく…

値上げの秋でも390円は不動!

「緊急事態宣言」も「マンボウ」も、きれいさっぱり無くなってしまった日本列島である。人流は増えているのに新規感染者数が減ってきて、ワクチン接種が進んだというだけでは納得できない人も多いだろう。先月末の「朝までナマTV」で感染症専門家の上(カミ…

コース5万円には及ばぬが

せっかくの「デジタル庁」の船出なのに、また文春砲が水を差した。44歳の若さで大臣になった牧島かれん議員に、NTT接待問題が持ち上がったのだ。牧島先生とは2年前塩崎プロジェクトでカンタベリーの国際会議にご一緒するなど、親交もある。大臣就任をお祝い…

カレル・チャペック

滅多にないことだが、NINJA家に来客があった。東京からのお客様で、手土産として吉祥寺の「カレル・チャペック」の紅茶詰め合わせセットを頂いた。今年、夫婦おそろいのマグカップを手に入れたこともあって、2人で紅茶を呑むことも多いから大歓迎である。し…

日本人の日本人による日本統治

社会人になってから、特に直近の20余年は「Global & Digital」の潮流に乗って仕事をしてきた僕。お客様企業(BtoCビジネスは経験なし)に今でいうDXを薦め、世界の一番安いところで買って、一番高いところで売る事業構造改革をデジタル技術を使ってやりまし…

どんな「希望」が残っていたの?

岸田内閣の重点政策のひとつは、分配政策による所得倍増だという。ジャーナリスト田原総一郎氏によれば、国家は2種類あって、 ・冷酷な軽税国家 ・手厚い重税国家 なのだという。「維新の会」を除いては、与党も含めてみんな方向性としては後者に向かおうし…

情報通信法学研究会

総務省の知人から「情報法」の議論をしている研究会のことを教えてもらった。何度かご紹介しているように、サイバー空間での法整備は全く不十分だ。もちろん国境がない空間ゆえ、これは日本の法学界だけの問題ではない。「有体物法」の概念で考えるから、貴…

不毛な努力と言わないで

英国のアジアへの傾斜が、昨年あたりから急になってきた。顕著な動きとして、 ・空母「クイーン・エリザベス」の極東派遣 ・英米豪で、新たな安全保障の枠組み ・CPTPPへの加盟申請 があって、軍事・経済両面で「自由で開かれたインド太平洋」という戦略に積…

第三極への警戒と期待

公明党の地方組織、特に都議会議員選挙を終わったばかりの東京都では、選挙運動の疲労が大きい。来るべき総選挙の準備を整えるには、1日でも遅い方がいいはず。しかし先週から山口代表が、 「臨時国会の代表質問が終わり、予定の会期が終わったら、直ちに解…

Social-DXと政府への信頼(後編)

昨日「デジタル政策について日本政府は市民の信頼を得たことがない」などと推測を述べたが、今やデジタル政策は非常に大きな位置を占め、デジタルと無関係な政策を探す方が難しいところまで来てしまった。だからSocial-DXを進められるかどうかは、市民の政府…

Social-DXと政府への信頼(前編)

先週毎日新聞が、前連合会長古賀氏の「デジタル庁が成功するには。政府に国民からの信頼はあるか」との寄稿を掲載した。日本は「デジタル劣等国」であるとし、「デジタル社会を進める(Social-DXと言ってもいい)ためには、国民の信頼が欠かせない」と新政権…

戦車強国ロシアの真骨頂

20世紀型の陸戦では、機関銃から歩兵を守りながら敵の拠点(トーチカなど)を潰すための戦車が登場し「陸戦の王」と呼ばれた。遠隔地から正確な照準で大口径弾を降らせる砲兵は、死傷者の多くが砲撃によるものだとの統計もあって「戦場の神」とも呼ばれた。…

Yahoo!のコメント欄

SNSによる「誹謗中傷」をどう防ぐか、これも一種のサイバーセキュリティである。インターネットという匿名環境に隠れ、面と向かっては言えない事を書く。より多くの「いいね」やページビューを稼ぎたいから、発言は徐々に過激になっていく。さらにリツイート…

党本部の政策への寄与

今日臨時国会が召集され、自民党の岸田総裁が第100代総理大臣に指名されることになる。すでに自民党の側の人事は終わっていて、当選3回の福田議員が総務会長に抜擢されたことで、自民党は変わるのかとの議論になっている。一方実力者甘利先生の幹事長就任に…

油淋鶏と言うべきだよね

「COVID-19」流行のせいかどうかは分からないが、外食チェーンは「唐揚げブーム」らしい。「かつや」の系列には鶏唐揚げ専門店「からやま」があるように、すかいらーくやワタミなどの大手も専門店を出しているし、「松のや」でもクリスピーチキン定食をキャ…

東海道線の二階建て車両

JR東日本が上越・東北新幹線に走らせていた、二階建て新幹線車両「E4系MAX」の運行が先月末で終了した。結局、僕は乗らずじまいだった。大宮以北は仕事でもこの10年間縁がなく、国内旅行の大半は宜野湾と函館、いずれも飛行機だ。 二階建てと言う意味では、…

沖縄風丼、ドラゴン花芽を食べる

自民党総裁選に遠慮したのか、熱気に押されたのか、「COVID-19」感染拡大の勢いが急に収束した。いろいろなところでの人流は増えているのに・・・である。不要不急の外出をしないで!夜の街は営業しないで!と言われ続け、市民も商店も辛抱できなくなって、恐る…

台風一過の怪現象

「猛烈な勢い」でもあった台風16号、日本列島への上陸の恐れはなかったのだが、なにしろ強くて大型で熱海はもちろん東京でも大きな影響が予想された。運の悪いことにこの日はある用事があって、神田界隈に出かけないといけない。しばらく前にようやくとれた…