Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ハイブリッド会議の悩み

今日は朝10時から霞ヶ関での会議。ハイブリッド形式だが、司会役を仰せつかっているので僕は物理的に参加することになる。霞ヶ関に早めに行くと、事務局とこの会議を受注している企業の関係者が準備に忙しい。中央にスクリーンを据え、物理参加の人の席にDis…

国際人流が少しずつ再開

日本でも第二波のピークは越えたようだとの観測が流れているが、「COVID-19」の世界的な蔓延は少しだが収束方向に向かう気配がある。そのせいもあろうが、国際的な人流が少しずつ再開し始めた。先月茂木外相は英国を訪問、日英FTAの締結に道筋をつけて帰国し…

サイバー空間での本人認証

NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」で不正が相次ぎ、すでに2,000万円ちかい被害が報告されている。この事件は、 ・NTTドコモのユーザーでなくても ・「ドコモ口座」の利用どころかその存在を知らなくても ・「ドコモ口座」と連携する金融機関に口座…

枝野代表への応援・・・じゃないよね

「Returned Democrats」の党名は立憲民主党、代表は枝野議員に決まった。これで、国会議員約150名の野党第一党の外観は固まったわけだ。安倍政権があれだけメディアなどから叩かれまくりながら戦後最長7年8ヵ月も続いたのは、ひとえに野党(特に第一党)が…

フロマージュの効果も

先週「お肉でダイエットした」と報告したが、今週はさらに0.5kg体重が減った。禁酒日はもちろん作っているが、そういう日に限って炭水化物(例:とと丸のお寿司)を食べてしまう傾向にある。東京へ出かけた日は基本的に禁酒だが、帰る道で「禁酒日のディナー…

鉄鋼ビルの「サムライステーキ」

東京駅八重洲口も丸の内側ほどではないが整備が進んでいて、ヨットの帆のような「グランルーフ」というシンボルもできた。八重洲北口を出て日銀方面に行くと、新しくできた「鉄鋼ビル」が最初に見える。ここは昔みずほ銀行の本店があったところで、今は複合…

ワンコインランチ(箱根そば)

この休日も、藤沢・茅ヶ崎・平塚のBook-off巡り。このところうまい具合に体重が減り気味だが、「油断して、はじけてはダメよ」とランチについて家内にくぎを刺されている。幸か不幸か、あまり大食いが出来なくなっているので「はじける」までは行けっこない…

熱海の骨董屋

熱海駅から繁華街である熱海銀座の方になだらかな坂を下りてくると、途中に「大江戸温泉」がある。昔は由緒正しい「南明ホテル」という老舗旅館だったのだが、10年ほど前につぶれて居ぬきの形で新興チェーンのホテルになった。20年以上前、両親を連れて「南…

米国のオウンゴールが続くなら

大統領選挙の日(Judgement Day?)が迫るにつけ、米国の混乱は目を覆いたくなるほどひどくなってきた。BLM運動を始めとして各地でデモが頻発、中には暴徒化して放火・略奪に走るヤカラもいる。これに対して「自警団」が登場、白人少年が暴徒かどうかわからな…

日本型組織は「検証」が苦手

「帰ってきた民主党」と言ってはいけないらしい。このところの政局(与党の総裁選・野党の代表選)について雑談していて、ある人に叱られた。「合流新党と言ってあげなさい」と。国民民主党には14名ほどが残るらしいが、こちらには知名度のある政治家も少な…

デジタル庁への期待

菅官房長官(総裁候補というべきか?)が日経のインタビューに応え、政権構想を披露した。黒田日銀総裁の手腕を評価、経済再生を最優先、サプライチェーンの偏在見直し、中小企業再編を促す中小企業基本法改正などとしたほか、 ・マイナンバー制度も所管する…

党組織にもDXを!

自民党総裁選は8日に告示され、14日の投開票が決まった。選挙についてはすでに大勢は決していて、官房長官は誰だとか総務大臣にサプライズ人事があるぞなどとメディアは次のステップに進んでしまっている。僕も菅官房長官の総務相時代を覚えているが、NHK改…

僕の「ジョブ型雇用論」(5/終)

このような人事制度無視の過激な提案をしたのは、プロジェクトの成功率を上げる、プロマネを育てる以上に、誰にも話していない理由があった。ひとつには、人事を個人に取り戻すこと。上司やその上司が自分の行き先を決めてくれ、与えられた場所で「一所懸命…

僕の「ジョブ型雇用論」(4)

僕の提案したプロジェクト優先の雇用方式は、優れたプロマネにとってはプロジェクト要員を集めやすい利点がある。技術開発課題に対してアナログ分野のベテラン技術者が必要だが、すでに別プロジェクトに従事している場合「今の2割増し給料払う」といって引…

僕の「ジョブ型雇用論」(3)

なぜこの事業所で「ジョブ型雇用」を試すことができるかと思ったかというと、その事業環境に特徴があったから。大規模事業所は、大型コンピュータやストレージ、それを(標準的に)動かすソフトウェアなどを製造販売している。基本的に標準品を開発・製造す…

僕の「ジョブ型雇用論」(2)

ある大手電機メーカーに就職し、配属されたのは故郷に近い所員1,000人ほどの小さな事業所。同期入社の新人大卒は8名だった。この会社には所員数千人という大規模な事業所も珍しくないのだが、これは巡り合わせ。一応の配属希望は出来るのだが、メンバーシッ…

僕の「ジョブ型雇用論」(1)

「COVID-19」感染拡大防止のためのテレワークが大々的に行われるようになる前に、経団連会長が「日本型雇用制度を見直す」と発言しているように、メンバーシップ型からジョブ型への流れは存在していた。「COVID-19」騒ぎはこのほかにも多くの日本の課題(電…

大きな政府か、それとも・・・

自民党総裁選に立候補した菅官房長官が、NHKのインタビューで(総裁になったら)どんな国づくりをしたいかと問われ、 「自助・共助・公助の国づくり」 と応えた。これに対して、「ずっこけた」とか「国の責任逃れ」というような反響・非難が浴びせられている…

そうそう肉ばかりでも・・・

調子に乗ってステーキばかり焼くディナーを続けていて、体重が減ったのはいいのだがやや飽きてきた。あと初夏に函館に行きご当地限定純米酒「ガスバリ」を買ってきたのだが、最後の1本が残っていてこれを呑みたいと思う。白ワインにも似た爽やかな口当たり…

禁酒日のディナー(味噌カツ定食)

突然の安倍首相の辞意表明で、永田町のセンセイ方はにわかに色めき立ってきた。まずは自民党総裁選なのだが、直接関係ない野党のセンセイたちもなんとなく慌ただしい。ま、これは「戻ってきた民主党」の多数派工作のせいなのかもしれないが。 政界の喧騒は当…

夏痩せじゃなく、肉ダイエット

暑かった8月も終わりそろそろ秋風を期待しているのだが、そうは問屋が卸さない。まあ仕方なく週1日の出勤ペースを続けているが、ありがたいのはテレワーク・ビデオ会議の時の服装はアロハ一枚でもいいこと。一番暑かった「酷暑日」のころも、これで過ごせ…

10ヵ月ぶりの大提灯

今日は久しぶりに藤沢・茅ヶ崎・平塚のBook-offを巡って、読み物を仕入れてきた。探していたエラリー・クイーンの国名シリーズ最後の一冊と、NCISのシーズン7のDVDを見つけて有頂天である。ただ気になったのは、特に大型店舗である平塚店の品揃えが少なく、…

「狼戦士外交」台頭のわけ

先月中国企業の日本法人代表から日中ハイテク交流20年の歴史を聞き、米中対立の今日本企業と中国企業の協力があれば米国企業に勝てるという説を聞いた。ま、そうかもしれないが流石にそんなことは難しいよねと思った。今僕の関心事項の1/3は中国関連なので、…

軍事技術としてのAI

いまや尾張瀬戸の英雄となった将棋の新星藤井二冠は、AIを活用した新機軸を繰り出してベテラン棋士を圧倒しているという。囲碁の世界でも、「AI以後」という言葉があって、星にカカリを打たないで直接三々に打ち込む「ダイレクト三々」など新定跡が誕生して…

14億人を敵に回す?

チェコの上院議長が台湾を公式訪問、立法院で演説を行った。「難しい状況下で民主主義を築き上げようとしている人たちを支持するのは義務」だと語った。外交関係のない国の要人が、台湾の議会に相当する立法院で演説するというのは異例の事。東西冷戦時代に…

人材の融通・・・そのために(後編)

「目詰まりを起こしている」ネックは、保健所であり保健師の業務であることを前編で述べた。平時はともかく、非常時において保健所業務・保健師業務をどう考えるかを日ごろ徹底していなかったのではないかと、僕は疑っている。確かに「行革」で地域の保健所…

人材の融通・・・そのために(前編)

「COVID-19」感染拡大対策への施策について、メディアや野党の舌鋒は鋭い。確かに「アベノマスク」のような少しズレた政策もあったし、「GoTo Travel」などは早すぎたように思う。専門家委員会・分科会を含めた中央行政の施策で、一番やり玉に挙がったのが「…

IPOとTOB、時の流れか?

アリババ傘下の世界最大のユニコーン企業「アント」が、IPOを目指すという報道があった。香港と上海の同時上場をするという。その規模は未曽有のもので、サウジアラムコと同じくらいだという人もいる。現在の最大株主はジャック馬なので資産家としての彼は、…

脱二世総理は久しぶり

一気に政局になった。安倍総理の退任記者会見が遠い昔のように思えるくらい、いろいろな情報が飛び交った。しかし、どうやら結果は見えてきたようだ。安倍総理の意中の後継者だった岸田さんは政調会長として影が薄く、ずっと対立候補だった石破さんは党内基…

シックスアイズへの道(後編)

「ファイブアイズ」の話とは別に、最近安全保障関連のキーワードが景気よく飛び交っている。曰く、敵基地攻撃能力・先制攻撃論・果ては核武装論まで。この手の話は、僕も軍事ヲタクだったので若いころはよくやったのだが、空理空論の域を出ないことが多い。…