Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

セキュリティクリアランスとは?

自民党税調会長の甘利議員は、平井デジタル相の年代よりは一世代上のデジタル通である。その甘利税調会長が、TV局のインタビューの応じて「日本は容易にファイブアイズに加われない」と悲観的な見方を示した。 https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye40…

恒久組織としてのデジタル庁

新政権の活動が徐々に加速してきて、先週には「デジタル庁設置の基本方針」を年内に策定するよう総理から指示があった。多くの識者は、行政だけではなく社会全体のデジタル化推進に一元化された「強力な司令塔」が必要だと知っているのだが、これには「強力…

AI時代にはBIが必要?

「庶民派・たたきあげ」の印象が強い菅総理だが、その言動は市民に甘いポピュリストのものではないようだ。特に小泉改革以降、一部メディアに非難され続けている竹中平蔵東洋大教授とは密接な関係にあるという。首相就任早々、朝食を共にしながら意見交換を…

自由市場ユーザー2.0(後編)

そして火曜日、ラストディナーもやはり自由市場と決めて、二人で出かけた。この日、ようやく雨が小降りになった。冷蔵庫にはうにが1/3と、イクラがたっぷり残っている。後は何を買おうかと「家族会議」をしたのだが、結局、 ・マグロは最後にも食べたい。 ・…

自由市場ユーザー2.0(前編)

今回の滞在中、4泊だが3回自由市場に通った。行かなかったのは市場がお休みの日曜日だけ、すっかりヘビーユーザーとなった「呑みの夫婦」である。以前は「魚仙人」の店は確実にいくのだが、あとはその時目についたものを買っていた程度。昨年末に来た時に…

一花亭「たびじ」の一膳丼

昨夜はどうも呑みすぎたかなという朝、カーテンをなかなか開けないで、なるべくベッドの中で過ごそうとする。それでも朝8時くらいにはさすがに起きだして、外を見るのだが相変わらず雨が降っている。道南渡島地方は、秋雨前線のようなものにつかまってしま…

奥尻島のワイン

奥尻島には、函館空港から定期航空便が飛んでいる。3ヵ月前に来た時も僕らが乗る羽田空港行きの少し前に、奥尻島行きのフライトが飛び立っていった。この島については僕の知識はあまりない。1993年の北海道東方沖地震(通称:奥尻島地震)で津波と火災に見…

非同期オンライン飲み会

函館に出発する2日前、大学時代の同窓生から思わぬお誘いメールが来た。彼のところではもう何年も夏季にリゾートマンションに集まって呑むというイベントを企画してくれている。僕も2度参加している。 https://nicky-akira.hatenablog.com/entry/2019/07/2…

ハセガワストアの看板

北海道でコンビニチェーンと言えば、もちろん7/11などの全国大手はいるのだが「セイコーマート」が挙げられる。全国大手には手の出ない様なローカルなところや、道民に親しまれるコンテンツで独自のスペースを構築している。東京のビジネスマンから見ればこ…

土曜の午後は大忙し

今回の旅行初日は土曜日、僕の仕事の都合でこの日程になったのだが、これは函館旅行にはちょっと難しい日程である。それは折角コンドミニアムを予約してウチ呑みをしようという僕たちにとって、重要な食材供給源である「はこだて自由市場」の営業日が関わっ…

函館市グルメクーポン

宿泊料金をおよそ3割引いてもらい、気分を軽くして羽田空港にやってきた。今回の機材も3ヵ月前同様小型機に変更になっていたし、ほぼ満席なことは分かっていた。搭乗してみると古いB737で、個別のモニターもついていない。函館周辺の天気予報は、今回の滞…

Go To Campaign on Booking.com

明日から、3ヵ月ぶりに函館旅行に出かけることにしている。熱海はまだ30度を超える暑さだが、函館はもう25度は越えないし最高気温20度くらいの日もあるという。また前回同様2度フライトの機種変更があって、小型機に変更になったのだが往路はなんと満席に…

デジタル人材偏在の原因(後編)

なぜ米国企業が「オープンシステム」を採用して、IBMに代表されるメインフレームからサーバーとPC主体のクライアント・サーバーに移行できたかについては、1980年代の米国事情を見てきた経営学者に話を聞いたことがある。 この時代、日本経済は絶好調「レッ…

デジタル人材偏在の原因(前編)

「COVID-19」騒ぎで日本のデジタル化の遅れは、誰の目にも明らかになった。特に多額の投資をし続けてきた行政部門の遅れは、目を覆うばかりにひどい。菅政権は、 ・デジタル化 ・規制緩和 ・縦割り打破 などの指針を掲げているが、この三項目は実は密接に関…

やっぱり「悪夢の民主党」だね

国会議員150名を抱えて野党第一党の地歩を固めた立憲民主党、再び政権交代可能な「国民の選択肢」になれるよう意気盛んである。それはいいのだが、政策方針はあまりインパクトがない。 ・暮らしから始まる経済成長 ・個人の可能性が芽吹く ・原発ゼロ、新エ…

こういうハイブリッド会議も困る

この日は2つ、大きな会議が入ってきた。ひとつは米国産業界と日本の産業界の会合。準備会合は在日米国商工会(ACCJ)が主催してくれて、何度もオンライン会議でやった。ACCJはもちろん外資系企業ばかりなのだが、デジタル政策担当者の多くは日本人。米国人…

マグロのトロの選び方

週末一度は「お魚の前菜+メインのお肉」というディナーにしようと、マイレージでワインを貰ったり、お肉を調達に東京へ行ったり(もちろんオフィスも行きます)、近所のスーパーでお刺身のいいのを探すパターンが定着してきた。お肉の方は何度も紹介してい…

Squad Leader, My DYO Way(7/終)

◆第一ターン Wilson軍曹と3個分隊は村の外縁を廻るように目標に近づいて行った。その後ろをハーフトラックが進む。8-0指揮官のチームは村の2階建て石造建物の上階に機関銃2丁を据えようとしている。M-10とPreistは621高地を迂回して反対側から目標に迫り…

Squad Leader, My DYO Way(6)

戦力の選択が終わったら、ようやくセットアップである。セットアップは防御側が最初に、次の攻撃側が行う。まず防御側の独軍が、勝利条件たる「拠点」を決める。今回は、山岳地(#2)の一番奥にある木造建物(C4)を独軍が選択した。木造建物は+2の防御効果…

Squad Leader, My DYO Way(5)

これまで「Squad Leader」を使って、ソリテア用自作シナリオを作るやり方をご紹介してきた。ここからは、その実例をプレイしてみたい。まずは状況設定だが、次のように決めた。 ◆キャンペーンの戦域と主人公 1944年のイタリア戦線、独米戦で、米軍の目標はナ…

Squad Leader, My DYO Way(4)

シナリオの舞台となるボードの配置に続いて、両軍の勝利条件と両軍の戦力ポイント、さらにターン数が定まったら、いよいよ両軍が戦力コマを選ぶことになる。その順番だが、まず攻撃側が基本ポイント(BP)分の戦力を選ぶ。その内容を見て、防御側が全戦力を…

Squad Leader, My DYO Way(3)

舞台と両軍の勝利条件が決まったら、次は双方の戦力の選定である。オリジナルのDYOシナリオには、登場する戦車などの車両や指揮官、分隊、支援火器からトーチカや塹壕まで、あらゆるもののポイント値が示されている。例えば、 ◆独軍 4号戦車 160 3号突撃…

Squad Leader, My DYO Way(2)

一つのキャンペーンで最初に決めることは、独ソ戦なのか独米戦なのかとその主人公。例えば今回は独米戦にして主人公をNeal Wilson伍長(7-0)とした。彼のキャンペーンの舞台は1944年のイタリア戦線、ナポリを目指す米軍の一員としてWilson伍長が登場する。 …

Squad Leader、My DYO Way(1)

「Squad Leader」は、1977年発売のアバロンヒル社のボードゲームである。おおむね100個のシミュレーション・ウォーゲームを買いあさった僕だが、いまでも持っていてプレイできるものは残り少ない。そのうちのひとつがこれで、第二次世界大戦の欧州戦線でドイ…

投手戦より打撃戦?

一時期最下位に沈んでいた中日ドラゴンズだが、故障者が戻ってきて打線が普通程度にはなり、若い投手・捕手も育ち、大黒柱の大野投手も好調で成績は盛り返している。しかし集客の方は、セ・リーグの最下位を独走中。今は各球場で観客制限しているが他球団が…

尖閣諸島攻防戦のシミュレーション

先週から、大作映画「Midway」が日本でも公開されている。Web上には前宣伝の映像があって、戦艦を銃撃・爆撃するシーンや、空中戦のシーンが恐ろしくリアルに再現されているのが分かる。日本側から真珠湾攻撃やミッドウェイ海戦を作戦・戦術的にみると、賭博…

中国デジタル産業と共産党

Huawei制裁やTikTok買収要求など、米国政府の中国デジタル産業叩きはエスカレートを続けている。もちろんこれは、デジタル産業だけを狙ったものではない。香港での強権発動以降、旧英連邦の中国強硬路線が顕在化したし、台湾にチェコの上院議長が公式訪問し…

ASEAN+5の自由貿易協定

東南アジア諸国連合(ASEAN)が、より大きな自由貿易圏を求めて、6ヵ国(日中韓、インド、ニュージーランド、オーストラリア)を加えたRCEPの実現を目指したのは、足掛け10年前になるという。僕自身も、5年ほど前にジャカルタで行われた分科会と東京で行わ…

日高屋大森東口店の閉店

最近あまり降りることのなくなった京浜東北線大森駅、用があるとしても西友の3階にあるBook-offか、駅に隣接したハナマサくらいだ。しかし35年ほど前に赴任してから、何度かここのオフィスに通勤した。山の手側は高級住宅地だが、オフィスのある海側は河岸…

官僚たちの「ジョブ型雇用」

安倍内閣が、経産省の官僚を重用したことは確からしい。それが安倍総理の意向なのか、霞ヶ関を抑えていた菅官房長官の意向なのかは分からない。総理側近にいる経産省出身の補佐官等が政策課題を素早く解決するには、勝手知ったる出身官庁を使うのが便利に決…