Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

大阪よ、大阪よ(前編)

 足掛け3年ぶりだろうか、大阪に用事が出来た。古い友人に本場の「コテコテ串揚げ」をごちそうになって以来である。汐留、丸の内や八重洲の変貌は少しづつしか分からないが、久し振りだとその変化に驚くことがある。今回の日帰り出張はそんな旅になった。

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 個々には短い最長1時間の会合だが、午前に1つ午後に2つが入って来て、堂島川周辺と大阪城公園の入り口を廻ることになった。新幹線を降りて地下鉄で淀屋橋へ、この御堂筋線という地下鉄が一番利用頻度が高い。イギリスの地下鉄を思わせる、円形にくりぬかれた中のプラットフォームに降り立つ。
 
 北の改札口を出ると、京阪電車中之島線はこちらとの矢印がある。あれ?京阪電車の乗り換えは南口だったはずだが、と思ってよく見ると新線らしい。堂島で午前中の打ち合わせを終わり、午後は大阪城公園の大手門あたりだと言うと、現地の人が「大江橋駅から京阪中之島線天満橋まで行きなさい」と教えてくれた。
 
 大江橋の駅はずいぶん深いところにある。まだお店も十分開いていないようでシャッターが目立つが、駅全体がま新しい雰囲気である。天満橋駅まで来て、路線図を見直した。もともと淀屋橋の地下駅から、京都の出町柳駅まで行くのが京阪電車の本線。40数年前の夏休みに、甲子園で東海大相模の原内野手を見て、京都へ向かった時に乗った記憶がある。

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 大阪の起点が淀屋橋だけだと乗客のトラフィックに限界があるせいか、天満橋駅で分かれて中之島までの新線ができたようだ。天満橋のプラットフォームが4本になっていて、淀屋橋からと中之島からの双方の電車が入ってくる。改札をくぐって地上に出ると、大阪城公園までは200mもないだろう。緑が鮮やかな大阪城天守の屋根が見える。そのてっぺんには金色のシャチホコらしきものが光っている。
 
<続く>

Global&Digital化の30年間

 母校のイベントで、「30年後の文系研究者に何を期待するか」をテーマにお話しをさせてもらうことになった。気軽に引き受けてしまってから、30年後ってどうなっているだろうかと考え始めて、ちょっと悩んだ。先日紹介した量子コンピュータも実用化されているだろう。量子コンピュータが出来なくても、コンピュータの性能は5年で一桁くらいは上がる。30年となれば100万倍だ。しかもその時代の「文系研究」だから、もっとわけがわからない。

 

 こんな時は、30年前に立ち返るのが僕のやり方。30年前ねえ、確か名古屋の事業所で中央からの目を盗んで勝手な企画をしていたころだなと思い、関係しそうなことがらを拾ってみた。見つけた事項を年代の逆順に並べると、

 

 1991年 Windows 3.1発売

 1990年 32bits パーソナルコンピュータ登場

 1989年 PSINetサービス(インターネットの商業利用)開始

 1989年 ベルリンの壁崩壊、マルタ会談

 1989年 天安門事件

 

 上の3つは、Digital化の象徴である。それまで大企業など一部機関の奥に鎮座していたか全くのマニアのものだったコンピュータが、キーボード以外にマウスも使って皆が楽に扱えるようになった。加えて、それを使って個人も世界中とつながることができるようになったのである。

 

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 PSINetを含む下の3つは、Global化を示している。インターネットは言うに及ばず、ベルリンの壁崩壊でまず東欧、続いてロシアまで市場経済に入ってきた。中国という人口の多い国が、民主化ができるかどうかは別にして国際経済で大きな地位を占めるようになってきたこともある。

 

 これを見て僕のこの30年は、Global&Digitalの波に乗っかってきたと思いついた。ドイツでDigital機器開発の合弁をやったときは東ドイツ出身の技術者がいて言葉で苦労したし、昨今はDigital政策をキーワードに米国ワシントンDCや欧州政府のあるブリュッセルOECD本部のあるパリへ出かけている。うん、これでお話しの書き出しはできたぞ。あとはオチ(結論ともいう)さえ決まれば、書き始められますね。頑張ります。

小型機ゆえの制約

 大都市間のフライト利用がほとんどの僕だが、まれに登場ブリッジを使えない小型機に乗ることがある。慣れないこともあって困惑することが2つ。移動式ゲートの階段が込み合うことと手荷物の制限が厳しくなることである。杖をついたご老人が階段を登れなくて、何人かで担ぎ上げたこともある。今考えても、相当危険だった。その後全日空では改良型のPBB(パッセンジャー・ボーディング・ブリッジ)を開発、配備するらしい。例えば車椅子だったらこれまでどうしていたのだろうと思うと、この機器の意義は大きい。

 もうひとつ手荷物については、バッグを買うときに「xx人以上の機種ではこのサイズ、それ以下の機種ではこちらのサイズ」と2つの機内持ち込み制限の表示があることは知っていた。僕は基本的に荷物は預けない。旅行でもコンパクトにまとまる、機内持ち込みのバッグを使う。それが今年、なぜ小型機で機内持ち込み制限が厳しくなるのか経験して理解した。

 以前トリノに行った時、フランクフルトで乗り換えたのがルフトハンザの子会社の小型機。登場ゲート前で待っていると係員が寄ってきて僕のバッグを指す。くれたのは荷物預け用のチケット。つまりここまで(羽田・フランクフルト間)は手荷物でOKだが、ここから(フランクフルト・トリノ間)は預けないとダメよということだ。それも登場ゲートを通り、連絡バスに乗って飛行機まで行って預けろという。小雨も降っているし面倒だとは思ったが、言われたとおりにした。

 

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 乗り込んでシートに座って初めて、その理由がわかった。頭上の物入れが小さくてあのサイズのキャスターバッグは入らないのだ。当然前の座席の下にも入らない。乗り換えで地方都市に行くのには、もうひとつのバリヤーがあると感じた。

 コツとしては最終目的地への便の多い空港を、日本からの到着地にすることだそうだ。フランクフルト経由トリノなどというのは良くない例。それに懲りたので次のジュネーブ行きはチューリッヒ経由にした。これから地方都市への旅行も増えるでしょうから、いい経験でした。

MaxValue東海の実力

 函館のMaxValue若松町店には、ずいぶんお世話になった。例えば、ウニやイクラののったお寿司はびっくりするほど安かった。とはいえここは仮住まい、休暇の最終日には函館空港経由で帰らなくてはいけない。

 

 空港では珍しいものを見た。この空港には青い航空会社のラウンジはないが、3階に50人くらいは座れるフリースペースがあって、そこでおにぎりを食べて飛行機の時間を待っていると・・・。「おー、ここだここだ」と野太い男の声。アルコール飲料やお弁当とおぼしき袋をテーブル上に広げながら、

 

 「テーブルくっつけようぜ。さあさあ、お酒配って」

 

 などと騒ぎ始めた。最初4~5人かと思ったのだが、続々現れて20人ほどになった。全員スーツ姿の30歳~50歳の男ばかり。察するに企業の研修帰りではなかろうか。宴会が始まってしまったので、僕らは外のベンチへと席を移した。その後も拍手やダミ声などが聞こえてきて、しょうがない連中だと思った。周りにどう思われているかなど気にならない、恐らく会社の中にしか意識のない「社畜」どもだろう。

 

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 同じ飛行機で羽田にやってきたのだが、同じ空気を吸っただけでも気分が悪かった。若い頃の自分もそうだったかなと自省もしたし、まだこんな人種が生き残っていたのかとの驚きもあった。帰宅した翌日までもやもやしていて、そんな気分のままディナーの買い出しに地元のMaxValueに出掛けた。函館のMaxValueは良かったね~などと言いながら店内を回っていると、お値打ちな「本マグロ」のパックが・・・。

 

 どうも、いい本マグロが入荷したらしい。サク状の刺身も豊富だし、いろいろな部位も売っている。キラキラ光って見えたスキ身と、切り落としを買うことにした。もちろん函館には及ばないにしても、タコとイカも買った。一番映えるのはこれかなと思って、黒いプレートの上に飾って出来上がり。

 

 マグロもタコもイカも函館で堪能したのだけれど、自宅でゆっくり味わうというのもいいものだ。もう気分は治りましたよ。地元のMaxValue東海にもお世話になります。

松風町の塩ラーメン「鳳蘭」

 コンドミニアム「ステラサイト」の滞在は快適そのもの、今回は最上階の1室が予約できていて少し広めの部屋でゆっくり暮らした。到着した日にロビーで無料配布している「るるぶ」を手に入れ、紹介しているお店を見てみた。一度は食べたい「塩ラーメン」は有名店4店が載っていた。そのうちの2軒は経験済み、残る2軒のうち今回は「鳳蘭」という中華料理店を試してみたい。

 

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 この日のランチは「自由行動」ゆえ、おひとり様。3ブロックほど東に行った広い通りに面した「鳳蘭」に着いたのが、11時を20分ほど廻ったころ。このあたりもずいぶんさびれていて、シャッターが閉まっていたり空き地になったりしている。そんな中、このお店と隣のトンカツ屋だけは営業している。

 

 入ろうとしたら、旅行者とおぼしき男性が食事を済ませて出てきた。入れ違いに店に入ると、カウンター6席ほどと4人掛けテーブル4つの小さな店だとわかる。客はひとりもおらず、一番奥のテーブルで店主らしい70歳代後半に見える男性がタバコをふかしている。

 

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 手前のテーブルに座りメニューをみていると、50歳くらいの女性がお水を持ってきてくれた。そのほかにはカウンター内で大振りのシュウマイをゆで続けている70歳過ぎの女性がいるだけ。夫婦と娘の3人でやっている店のようだ。

 

 メニューなど見なくても注文するものは決まっている。「大盛り塩ラーメン」を注文して、作ってもらう間に他のメニューを見ていた。ボリュームランチとして、ラーメン・ご飯・シュウマイのセットがあることが分かった。この店の売りは、ラーメン+シュウマイのようだ。

 

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 厨房が良く見え、娘とおぼしき女性が麺をゆで始めたのが分かった。大きめのラーメン丼にスープを張って、茹で麺を入れトッピングをしているのも良く見える。運んできてもらったのが、これ。具はチャーシュー2枚、メンマ少々、刻み葱とシンプル。スープは海鮮風味も感じられるさっぱり味で、麺は中太のちぢれ麺。

 

 歯ごたえがいい上に思ったより麺の量があって、完食までけっこう時間がかかりました。「るるぶ」のクーポンが使えたので、630円というのはとてもお値打ちでした。もちろん美味しかったので、もし次の機会があったらシュウマイ含めたランチを食べてみたいです。